セフレじゃイヤ! 男性的恋愛女子が導く “恋人” 昇格のプロセス

文・いろは —
好きな男性と、付き合ってもいないのにセックスしてしまった…。そこから恋人になるのってなかなか難しい。そこで、男性的恋愛女子である筆者が、そんな状態から恋人になれるプロセスをご紹介します。

【セックステクニック】vol. 32

セフレから、恋人に昇格できないのは何で?

恋人になりたい…だけど…。

肉体関係から始まった恋。でも、淡い気持ちを抱いているのは私だけ?男性的恋愛女子である筆者が、なかなか恋愛に発展しないセフレ状態から、恋人に昇格できる術をお伝えします。

男性は、狩りをしたい生き物。欲しいと思ったものは手に入れたくなる性質なんですよね。私自身、欲しいと思ったものはどんな手段を使ってでも自分のものにしたくなります。しかし、女性的な恋愛をする人間と男性的な恋愛をする人間とでは、そのゴールに圧倒的な差があります。女性は、その人の心を手に入れたいと望みます。男性もそうですが、その前にカラダを手に入れたいと思っている。そして、カラダを手に入れてしまったら、そこがゴールになってしまって心まで手に入れたいと思わなくなってしまうのです。

私は初体験がレイプでした。レイプだったのに、「あいつはヤリマン」と学校中に広められました。ここで、男性はカラダを手に入れるためなら手段を選ばないんだな、と認識し、それなら私も同等の手段を取れば対等なのでは、と子どもながらに思いました。この体験から、私もカラダを手に入れられればゴール、という認識ができたのです。セックスをしては、相手が重たくなったら縁を切る…今思えば酷いことを繰り返していたと思います。でも、そんな経験から伝えられることがあると思うのです。

それは、そんな私でも「恋人」を作ってきたこと。セフレが関係性の始まりでも、恋人になっていたことはあるのです。どんな男性が恋人になったか?それをお伝えしたいと思います。

重たい女は絶対NG!でも、軽すぎるのもNG

悩みすぎて空回りしてない?

セックスをすると感情移入してしまうのが女性。好きだったからこそカラダを許して、もっと好きになっていく…。でも、相手は全く振り向いてくれない。そんな経験はありませんか?

セックスをして重たい女になると、面倒臭いだけ。だって、彼はゴールにたどり着いているから。ゴールにたどり着いているのに、彼女になりたいだとか束縛をしたりだとか、そういった言動を取られるとゲンナリしてしまいます。逆手を取って「何ともないわよ」という素振りをするのもNG。軽い女に見られ、都合の良いときにセックスをするだけの関係になってしまいます。

目指したいのはその中庸。重たくもなく、軽くもなく。あ、もっと先を知りたいな、と思わせることが重要なのです。

キーワードは「さり気なく」。ほんのりと感じる優しさにドキッとします

優しさはさり気なく。

私は、セックスというゴールにたどり着いていても、さり気ない優しさには温かさを感じます。セックスの後でギュッと優しく抱き締めて、キスをして。少しだけ瞳を見つめて。でも、何かを言うでもないさり気なさ。これが3回に1回ほどあると、ドキッとしてきます。毎回だと露骨すぎて重たく感じてしまうのでNG。また、会話の節々で優しさを感じると、もっと知ってみたいな、と思います。相手を気遣う発言、例えば「お仕事は大変だった?」と投げかけてみて、優しく愚痴を聞いてもらう、相手が悩みをポロっと漏らしたときに、抱き締めてあげる、などです。私はカラダだけではない、心もある人間だ、ということをさり気なく認識させていくのです。そうすると、もうちょっとこの子のことを知りたいな、もうちょっと会話してみたいな、と思うようになります。

自分のつらさを全面に出して重たくならないこと、そして我慢して自分を押し殺し、軽い女に見られないことが大切。一度ゴールは奪ったけど、その先にもっと素晴らしいゴールがあるんだよ、と「さり気なく」教えてあげてみてくださいね。