【公園デートに♪】楽しいアートがいっぱい!『ポンピドゥー・センター傑作展』
どんな展覧会?
【女子的アートナビ】vol.26
上野の東京都美術館ではじまった『ポンピドゥー・センター傑作展―ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで―』では、フランスが誇る近代美術作品約70点が集結。ポンピドゥー・センターが所蔵する1906年~1977年のコレクションに焦点を当て、「1年1作家1作品」をセレクト。絵画はもちろん、彫刻や写真、デザインなどさまざまなアートを楽しめます。
ポンピドゥー・センターって?
“ポンピドゥー・センター”って、美術館の名前にしてはユニークですよね。これは通称で、正式名称はジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター。美術館や図書館、研究所などで構成されたフランスの総合文化施設です。メインとなっている国立近代美術館は、20世紀はじめから現代までの作品約11万点を所蔵。パリの中心部にあり、工場のように見える斬新な建物も魅力的で、人気の観光スポットになっています。
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イチオシの作品は、ロベール・ドローネーの《エッフェル塔》。とにかくかわいい~♪ 配色も構図も女子好み。パッと見ただけで「好き♡」と思ってしまいました。この画家は、パリのシンボルであるエッフェル塔をモチーフにした作品をたくさん描いたとのこと。下から見上げた構図で、塔全体を描いていないところもおしゃれです。
また、アンリ・マティスの《大きな赤い室内》もビビッドな赤がとってもステキ。描かれているモチーフのかたちや配置にも注目してみると、いろいろな発見がありそうです。
楽しい作品も♪
さらに面白いのは、梱包アート。クリストの《パッケージ》は、立体物を布で包んで紐をかけた作品。このアーティストは、小さなものから大きなものまで何でも梱包してアートにしてしまいます。1980~90年代には、妻ジャンヌ=クロードと共にフランスの橋ポン・ヌフやドイツの国会議事堂をすっぽりと包んだ作品を発表し、大きなニュースになりました。
ほかにも、写真やオブジェなどユニークな作品も多く、直感的に見て楽しめるアートがいっぱい。建築家、田根剛さんが手がけた展示空間もおしゃれで、見終わったあとは、きっと誰かと感想を話したくなるはずです。
上野公園でお散歩♪
作品鑑賞後は、緑豊かな上野公園を少し散策してみませんか? 今の時期ならアジサイも咲いていて、ちょっとした森林浴もできます。
ひと休みしたいときは、公園内にあるスタバやパークサイドカフェのテラス席でお茶するのもいいかも。楽しいアートを見たあとは、きっと会話もはずみます。ぜひデートに使ってみてくださいね。
Information
会期:~ 9月22日(木・祝)※休室日は月曜日(ただし7月18日、9月19日は開室)
時間:9:30 ~ 17:30(金曜日は20:00まで) ※入室は閉室の30分前まで
会場:東京都美術館
料金:一般 1,600円/大学生・専門学校生 1,300円/高校生 800円/65歳以上 1,000円/中学生以下無料
※会場写真は許可を得て内覧会で撮影しております。