全身ポカポカの鍵は“首”にあり! 欅坂46・上村莉菜が試してみた

2017.12.17
マフラーを巻くことによる暖かさを実感している人は多いはず。実は、さらに積極的に首を温めることで、根本的な冷えにもアプローチできるんです! 首が全身を温めるメカニズムを、自律神経の第一人者に伺います。実際に首温活を試した欅坂46の上村莉菜さんも驚きの効果があったようです。
上村莉菜

「温活について考えるときに、切っても切り離せないのが自律神経です」と話すのは、順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生。

「自律神経には血流をコントロールする働きがあります。交感神経が優位なときは血管が収縮し、副交感神経が優位になると血管は拡張する。ストレスに晒される機会が多い現代の女性は、常に交感神経が優位な状態です。すなわち、血管は収縮したままに。結果として、ひどい冷えや肩こりなどの血流障害につながります」

それを防ぐには、副交感神経を優位にして血管を広げることが大切。その鍵を握るのが“首”。

「首は皮膚から近い位置に太い血管があり、温熱が届きやすい。つまり首を温めると、血管周囲の筋肉も緩み、血管が広がりやすくなり、効率よく全身に温かい血液が巡るのです。同時に迷走神経という、脳から腸にまで唯一届いている神経にも刺激が伝わります。その結果、副交感神経の働きも高まり、血管が広がる。温まった血液が全身に巡りやすくなるんです」

首はマフラーなどで通勤中や仕事中にも気軽に温められるのがメリット。首温活で副交感神経アップ&体ポカポカを狙ってみよう!

首回し&肩回しで 首ゆるませ

上村莉菜

オフィスで気軽にできるエクササイズ、首&肩回し。凝り固まった筋肉を動かすことで血行を促進し、じんわり温まる。体の前で両手を交差して、ロックするのが首を痛めないコツ。

ホットタオルで首あたため

上村莉菜

皮膚のすぐ下にある頸動脈と迷走神経を、ホットタオルの温熱で直接温める。寒さや凝りで収縮していた血管が開き、首のみならず全身の血液循環がよくなる。

小林弘幸先生 順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクターで、自律神経研究の第一人者。著書に『快眠したければ「首」を緩めなさい』(小学館新書)など。

うえむら・りな 1997年1月4日生まれ、千葉県出身。欅坂46第1期生。「首を回したり、温めたりするのが、こんなに気持ちいいとは、びっくり!」

ホイップリーホールスリーブミディワンピース¥5,980(ピーチ・ジョン TEL:0120・066・107) ニットネックウォーマー¥17,000 (アルバム デ ファミリア/ジャーナル スタンダード ラックス 表参道店 TEL:03・6418・0900) フワリーボディ¥2,900(ピーチ・ジョン)

欅坂46 乃木坂46に続く“坂道シリーズ”第2弾として誕生し、2016年4月、シングル『サイレントマジョリティー』でデビュー。メッセージ性の強い楽曲とパフォーマンスで幅広い世代に人気。『第68回NHK紅白歌合戦』にも出場予定。

※『anan』2017年12月20日号より。写真・内山めぐみ スタイリスト・白男川清美 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) 文・黒澤祐美

(by anan編集部)


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