田代 わこ

【ニャンとも癒されるー!】北欧発キュートなネコアート&グッズに萌えてきた

2017.9.19
北欧スウェーデンを代表する陶芸デザイナー、リサ・ラーソンの展覧会が松屋銀座ではじまりました。ネコやイヌなどをモチーフにした癒し系のアート作品を見られるほか、ショップには人気のネコキャラクター “マイキー” のグッズも多数登場! ネコアート好きが萌える展覧会&ショップの様子もご紹介します。

『北欧を愛するすべての人へ リサ・ラーソン展』へ!

【女子的アートナビ】vol. 83

松屋銀座8階のイベントスクエアではじまった同展では、リサ・ラーソン(1931~)の初期から近年までの代表作約130点を展示。さらに、彼女が所蔵するユニークピース(一点もの作品)や著名な芸術家である夫、グンナル・ラーソンの作品約60点も特別展示され、計約190点もの作品を見ることができます。

リサ・ラーソンさん、どんな人?

IMG_3552 (800x553)

スウェーデン生まれのリサさんは、大学卒業後、当時スウェーデン最大の陶芸製作会社に入社。26年間在籍して、約320種類もの作品を生み出し人気陶芸デザイナーとして活躍しました。退社後は、フリーデザイナーとして活動したあと会社を設立。80歳を過ぎた今でも創作を続けています。

にゃんこに会える展示室へ!

それでは、展示室に入ってみます。まずは第1章の「回顧展パート」からスタート。この展示は、2016年にスウェーデンの博物館で開かれた『リサ・ラーソンの作陶60年』展をベースにしたもので、初期から近年までの主要な作品を見ることができます。

IMG_3469 (800x599)

エントランスを抜けると、展覧会のメインヴィジュアルとしても使われている《ネコのミア(大きな動物園シリーズ)》が出迎えてくれます。ころんとした形と上を見上げている表情がなんともキュート!

IMG_3481 (800x600)

こちらは「ネコ」の展示コーナー。フィギュアの大きさはそれぞれ異なりますが、どのネコも形はいたってシンプル。

IMG_3485 (800x600)

そして、目はちょっとつりあがっています。とっても素朴で愛らしさ満点です。リサさんはネコを飼っていたそうで、彼女のネコ愛が作品からも伝わってきます。

IMG_3478 (800x598)

イヌもいました。ネコのようにシンプルな形ではなく、いろいろな犬種の特徴がしっかり出ています。表情など、じっくり観察してみると楽しいです。

IMG_3533 (800x599)

ほかにも鳥やゾウなどさまざまな動物の作品もありましたが、私がもっとも惹かれたのは、《おばけネズミ(見世物小屋シリーズ)》。大きな耳とくりくりとした目がかわいい~!

IMG_3514 (800x578)

動物だけでなく、人間をモチーフにした作品もあります。特に、家族を大切にしているリサさんは、ほのぼのとした親子の姿など、温かみのある作品を多数制作。見ていると優しい気持ちになってきます。

IMG_3546 (800x599)

また、第2章の「コンテンポラリーパート」ではラーソン夫妻の作品を展示。キュレーターは夫妻の長男、マティアス・ラーソンさんです。

夫グンナルさんもスウェーデンの著名な芸術家で、絵画制作のほかパブリックアートなども手がけられています。同展では抽象的な絵画や陶器などを出品。お二人の作品を一緒に見られるチャンスはなかなかないので、この空間は必見です。

“マイキー” がいっぱい!

IMG_3586 (800x537)

展示を見終わったら、ショップのコーナー「リサ・ラーソンSHOP」へ。赤と白のシマシマ模様でおなじみの人気キャラクター “マイキー” のグッズがたくさんそろっています。(マイキーは、ショップにはたくさんいますが展覧会場内には展示されていません)

IMG_3587 (800x600)

ミニサイズの陶器「ネコのミア」もありました! 私は初日の朝に行われた内覧会を取材したのですが、オープン前の朝早くからグッズを求めるファンの方が並んでいらっしゃいました。人気のフィギュアは売れ切れ必至。ぜひぜひ早めにお出かけくださいね! 会期は9月25日まで。

©LISA LARSON/Alvaro Campo
©LISA LARSON
©Tonkachi

Information

会期:~9月25日(月) ※会期中無休
時間:10:00 ~ 20:00 入場は閉場の30分前まで ※最終日は17:00閉場
会場:松屋銀座8階イベントスクエア
料金:一般1,000円、高校生700円、中学生500円、小学生300円

公式サイト