【光を操る編②】カメラマンが教える! いいね! がつくスマホの撮影テク #3

写真、イラスト、文・田代わこ — 2016.8.16
おしゃれなスマホ写真を撮りたい女子のみなさんにお届けしているこの連載、第3回目のレッスンも引き続き料理写真の撮り方を教わります。講師の先生は、おなじみプロカメラマンの佐藤朗さん! 今回は何を教えていただけるのでしょう?

【カメラマンが教える いいね!がつくスマホの撮影テク】vol. 3

まずは、おさらい

これまでに佐藤先生から「イメージを膨らませてから写真を撮る」「自然光を斜め後ろの角度から当てる」という2つのポイントを教わり、初心者の私でもおしゃれな写真を撮れるようになってきました。ちょっと自慢気に、前回撮った写真を再掲。

カメラテク逆光カーテンなし良いトマト

今回のポイントは……?

佐藤先生、前回のレッスンで光の使い方をマスターしました。今回のポイントは何でしょう?

「今回のポイントも、“光” です!」 

カメラテク佐藤さん修正またまた (300x198)

あの……、もう光のことは教わりましたが? 

「いやいや、光の使い方は奥が深いのです。前回撮られたトマトの写真は、ちょっと光が硬すぎますね」。

むむむっ! 硬い光とは、どういうことでしょう?

「カメラは硬い光が苦手なんです。柔らかい光になるよう、レースのカーテンなどで光をふんわりさせてみてください」。

ということで、もう一度レースのカーテンを引いた状態で撮影。

カメラテクカーテンありトマト

なるほど~! 前回の写真では、カッティングボードにトマトの影がくっきりと出ていましたが、柔らかい光にすると影も薄まりました。こうなると、料理に視線が行きやすくなるとのこと。さらに、室内の電気も消したほうがきれいに撮れるそうです。

でも、雨の日は?

自然光の柔らかい光で撮る、ということですが、雨や曇りの日はどうすればいいのでしょう? 光が入ってこないと思いますが。

「曇りの日は光が柔らかくなるので、実は撮影に適しているんですよ」。

えーっ! そうなのですか。しかも、お天気が悪い日は、レースのカーテンがなくても撮影できるそう。本当? 雨の日を待って、実践してみました。

カメラテクトマト雨の日

いかがですか? びっくりですよね。雨の日がこんなに明るいなんて、思ってもいませんでした。雨や曇りの日は、佐藤先生の言われる「柔らかな光」がバッチリ部屋に入ってくるので、まさに撮影日和なんですね~♪

そこへ佐藤先生がひと言。
「イメージ、光の角度と強弱、これだけではまだなんです!」

またもや先生の喝が! 調子に乗ってはいけません。「いいね!」をもらうには、修業はまだまだ続くのです!

おさらい

今回教わったポイントも、“光” でした。具体的には、『柔らかい光を当てる』ということ。雨や曇りの日でも撮影できるという点も目からうろこでした。みなさんも、さっそく実践してみてくださいね。次回は、「スマホカメラの裏ワザ」について教わります。お楽しみに!

Information

9月に神楽坂でカメラを使った料理写真教室が開催されます! 佐藤先生の生レッスンを受けるチャンスです♪
詳しくは、料理写真教室フェリカスピコのホームページをご覧ください!

プロフィール:

佐藤 朗(さとう あきら)
フリーランスフォトグラファー。日本大学芸術学部卒業。有名雑誌や書籍、Web媒体などで活躍。また、料理写真専門のカメラ教室フェリカスピコを主宰、毎月各地で開かれる教室は常に満席となる人気ぶり。著書に『もっとおいしく撮れる!お料理写真10のコツ』(青春出版社)。Facebook Instagram:@felica_spico

田代 わこ(たしろ わこ)
ライター&エディター。出版社勤務を経て、フリーランスのライター・エディターに。主にエンタメ系コンテンツ記事を執筆。趣味は美術鑑賞と絵を描くこと。ananwebでは「女子的アートナビ」を連載中です!