JAXA大西卓哉宇宙飛行士に聞く人生相談! #3 宇宙からのANSWER. 仕事関係その3
【宇宙からのANSWER.】vol. 3
宇宙好きのみなさんの一部をざわつかせている、こちらの連載も第3回目。
anan総研メンバーが抱える仕事関係の悩みを、地球から400㎞離れた宇宙ステーションでふわふわ浮きながら、大西卓哉宇宙飛行士が答えてくれます!
3回目でもまだ
「ホントにOKもらってるよね・・・」
と、契約書ややりとりを見直してしまうほどの異色なカップリング連載ですが、大丈夫、始まっちゃえばこっちのもんだ。
がんがんいきますよ。御準備くださーーい!!
(400㎞上空には聞こえないって)
anan総研は、anan読者を代表するメンバーが集まっています。10代から30代まで、アラサー中心の構成なので、ご結婚されている方もいらっしゃいます。そこで今回は、夫の仕事関係の悩みです。夫の仕事について、妻もひそかに心を痛めているのですよ。
大西宇宙飛行士には、妻とお子さんもいらっしゃいます。転職については話し合われたんでしょうか。
妻からの意見、大西さん、今回もよろしくお願いします!
Q.
パイロットから宇宙飛行士、ものすごい転職だと思います。
私の夫も転職をしようか考えているそうです。私としては、現在働いているところは安定している会社なので、転職しなくてもいいんじゃないかと思っています。でもやりたいことをやってほしい気持ちもあるし。大西さんは、転職をするときに家族の反対や、迷ったことなどはありませんでしたか?(33歳・技術)
A.
私の場合、幸い転職したときにはまだ未婚でした(笑)
でも、パイロットを辞めることに対して、迷いはなかったですね。転職の問題は、夫婦の間でよく話し合って結論を出すのが良いと思います。そして大切なのは、そうして2人で決めた後は、それに向かってまっすぐ進んでいくことではないでしょうか。
「やっぱりあの時こうしておけば・・・」
とあとで考えるのは時間の無駄ですし、何のメリットもないとないと思います。
おっと、JAXAに入られてからのご結婚なんですね。ツッコミたいネタですが、自粛します。
転職をはじめ、人生に大きな影響を与える選択はたくさんあります。そのとき、人生を共に生きる家族とよく話し合って結論をだすべきとのご意見。もっともです。こう、するっとOKしてしまうのも、心配が残りますよね。どちらにしろよく話し合うことは、何事にも通じて大切ですねー。
そしてお互い納得して、後悔しないこと。
こういうお答えをなさるということは、大西さんご夫婦はよく話し合って、コミュニケーションがとれているんですね。確か、以前のコメントに
「・・・慌てて妻に、「ananというのは、一旦全体どんな人が読んでいる雑誌なのか?」と確認したりしました。・・・」
というくだりがありましたっけ。
くうう!
いいですね、大西さんの人柄があぶりだされるこの企画!(自画自賛)
anan総研の人生相談、宇宙からのAnswer、まだまだ続きます。
次回をお楽しみに!
ジュバッ!
ananのために撮り下ろしてくださった、宇宙ステーションでの動画はこちら!
大西卓哉(おおにし たくや)
JAXA 有人宇宙技術部門宇宙飛行士運用技術ユニット 宇宙飛行士。1975年東京都生まれ。全日本空輸株式会社のパイロットを経て2009年4月JAXAに入社。2016年7月から国際宇宙ステーション(ISS)第48次/第49次長期滞在クルーとしてISSに滞在中。
Information
JAXA:http://www.jaxa.jp/index_j.html