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会社を辞めて、こうなった。【第32話】 成功のカギを握る、グリット(やり抜く力)。 2つの思考回路が長期目標を達成する!

2016.4.24 — Page 1/2
いよいよ本格的に心理学を学び始めた筆者・土居。今回は、成功の鍵を握る、ある力について語ります。
 

【第32話】成功のカギを握る、グリット(やり抜く力)。2つの思考回路が長期目標を達成する!

grit(やり抜く力)

キャプください・
成功のカギを握るのは、IQ、ルックス、健康状態、社会的能力でもなく、grit(やり抜く力)。そしてゴールに向かい続けるには、2つのコツが。

チェスプレイヤー、バイオリン奏者、アスリートなどさまざまな分野におけるエキスパートと呼ばれる人たちは、約10年もの厳しい訓練を経ているといいます。例えばトップバイオリストは幼少期から3〜4時間の練習を毎日行い、世界クラスのテニスプレイヤーは何時間もコートで過ごします。エキスパートについて研究する心理学者たちによれば、傑出した達人とは生まれながらの天才というよりはむしろ、より長い時間を費やして練習していた人たちだったのだとか。

アンジェラ・リー・ダックワースは、“grit (やり抜く力)”という言葉を一躍世に広めた心理学者。彼女はニューヨークにある公立中学校で数学を教えていたときに優等生と劣等生の違いはIQ(知能指数)によるものではないと気づきます。その後彼女は心理学者となり、“誰が成功をするのか。そしてそれはなぜか”を研究し続けます。彼女が導き出した結論は、成功のカギを握るのはIQでもルックスでも健康でも社会的能力でもなく、grit(やり抜く力)。

地味な私と雑草の花

通学途中の道に咲く草花。ベージュ、グリーン、ピンクとあまりに素敵なグラデーションカラーだったので、翌日のファッションの参考にしました。
通学途中の道に咲く草花。ベージュ、グリーン、ピンクとあまりに素敵なグラデーションカラーだったので、翌日のファッションの参考にしました。

今の私の生活は200%地味です。私が暮らすカリフォルニア州は、一年中温かくて、人もフレンドリー。道に何気なく生い茂っている雑草の花でさえ、カラフルでオシャレです。けれども私が一日の大半を過ごすのは教室か部屋のなか。とても狭い世界です。そんなレジャーゼロの生活は正直キツく、鬱憤だって溜まります。さらには読みたい本や論文だっていっぱいあるのに、未だ英語力が至らず授業の予習復習でいっぱいいっぱい。研究論文を読んでいるときとデータ分析をしているときはフロー状態となり余計なことを考えずにすむのですが、ふとした瞬間に“こんなにぶざまな姿でビリケツを全力で走り続けて、一体何をやっているんだろう…”と思うこともしばしばなんです。

つい先日だって授業の録音を聞いていたときに“モフォズ” という言葉をキャッチ。“モフォズって一体なんだ?! 何か大切な心理学用語なのか?!”と疑問に思ってクラスメイトに尋ねたら、“ダメダメ、それ悪い言葉!”と焦り気味に訂正されました(mofos = mother fuckerの複数形。きちがい野郎、みたいな意味)。私が“mofos”をマイ単語リストに喜々として更新している間に、他のプログラム生は校外の研究機関のインターンに志願するなど、どんどん前進していく…。“英語を話せないことを言い訳にしない”と心に決めたので人にこそ言いませんが、授業中に発言しても言いたいことの2割も伝えられていない物悲しさたるや(録音を聞き直すたびにウンザリ)。だから心のなかでは毎日悔しい思いでいっぱいです。

ゴール設定には、“Why: なぜ”がカギ。

誰かがトイレに貼った落書きボードにヒヨコを描いてみたり。バークレー砂漠に心ばかりの和を…。
誰かがトイレに貼った落書きボードにヒヨコを描いてみたり。バークレー砂漠に心ばかりの和を…。

しかしこの達人理論から考えてみると、二十歳そこそことは言えど、ネイティブの彼等はまさしく英語のエキスパートなわけです。裏を返せば、私も10年間血のにじむ努力をすれば彼らを笑かしまくったり、論破だってできる可能性があるということ。しかし、精神的にも肉体的にも10年も持つのだろうか…。どういう心理状態でいれば誘惑に負けず、長期目標に挑戦し続けられるのでしょう。そこが本当のカギを握りますよね。

心理学を勉強していてラッキーだなと思うのは、壁にぶち当たったときに必ずなんらかの形で答えになるような情報を学べる点。つまり心理学的には2つの思考パターンの組み合わせが長期目標に有効だといいます。例えばダイエットを例に挙げると…。ある研究結果によれば、目標に対しては“How(どうやって:毎日ランニングする)”よりも“Why(なぜ:夏にビキニを着る)”といった抽象的な視点を持つほうが健康面、さらには良い人間関係をも長く維持できると考えられています(Fujita & Han, 2009 )。

個人的には“Why:なぜ”の視点が“How:どうやって”よりも良いと感じる点がもうひとつあります。人生には予期しない出来事がたくさん起こります。会社が突然倒産するかもしれないし、病気になるかもしれない。はたまた突然妊娠して入籍ということだってありえます。そこで“How”の視点によるプロセスで自分をがんじがらめにせず、いっぽうで常に“どういう生き方をしたいのか”“なぜそれをしたいのか”という“Why”の視点を持ち続けることができれば、たとえゴールに向かう過程が変化したとしても目標に到達するためのモチベーションを維持できるのではないかと思うからです。

今日飲んでいたお茶のタグに書いてあった一文。Joy is the essence of success. 努力のなかにも楽しみを見つけること、それこそが最大の成功の秘訣かもしれませんね。
今日飲んでいたお茶のタグに書いてあった一文。Joy is the essence of success. 努力のなかにも楽しみを見つけること、それこそが最大の成功の秘訣かもしれませんね。