会社を辞めて、こうなった。【第7話】 大学に志願できない。。

2015.2.19 — Page 1/3
目標をカリフォルニア大学・バークレー校に入学し、幸福心理学を学ぶと設定したものの、その途端、その夢が不可能だと知らされた・・。夢を諦め、帰国したところで居場所はない。どうする??

長年勤めた出版社を辞めて、なんの保証もないまま単身アメリカに乗り込んだ女性が悩みながら一歩一歩前進して、異国の地で繰り広げる新鮮な毎日を赤裸々にレポートします。

 

【第7話】大学に志願できない。

渡米して、はや2か月が経ちました。

精神世界についての科学的根拠やデータについて学びたいとこちらに移住したわけですが、1週間を過ぎたあたりから、
「37歳にして、私はどこにも所属していない」
「このままじゃ日本に帰国したとき完全失業状態なのではないか」
「いや、それ以前に銃殺されても死体保護すらしてもらえないかも…」
と焦りと恐怖がふつふつと湧き出しました。覚悟していたつもりなのになぁ…。勢いよく踏み出したわりには、弱気になったのです。

そこでカリフォルニア大学・バークレー校に入学し、幸福心理学を学ぶという目標を設定。ところがやりたいことが明確な一方で、実務的な準備はゼロの私です。

その様子を理解して強く応援してくれている語学学校の先生のほうが、「四の五の言わずに、早く動いたほうが良い」としびれを切らし、電話でバークレーにコンタクトをとってくれました。

すると、なーんと「大卒者は、うちの大学は志願できないよ」との回答が。

えー、卒業した学部も全然違うんですけど? しかも外国人だよ、私。

そんなロジックは通用するわけもなく、「ということで、かくなるうえはバークレーなら大学院しかないね。もしくは大卒者でも志願できる他の大学も探してみたら?」と先生に言われ、あまりにも高いハードルを前にめまい。何をしたら良いのかすらわからなくなってしまったのです。

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