【イライラ・憂鬱】負の感情で眠れない人のための「感情コントロール術」。
こんにちは、ナイトケアアドバイザーの小林麻利子です。この連載『美人の作り方』では、“美しさを自分で手作りする”ために、みなさんが抱えがちなカラダの不調を改善し、美しく仕上げるためのメソッドを、エクササイズやヨガを取り入れながら紹介していきます。
【小林麻利子の美人の作り方】vol.79
電車ホームで割り込む人がいた…イライラ。上司に怒られた…憂鬱。先輩からの嫌み…むかむか。皆さん、日常生活のこんな場面でこのような感情になったことはありませんか?
その感情をすぐに解消させることができる方は問題ありませんが、数時間引きずってしまい、仕事やプライベートに影響が出てしまっては大問題。あなたの寝つきの悪さや眠りの浅さはこれら感情のストレスが影響していることも考えられます。
そもそも感情を抑制しようと努力できるものではありません。そのため、意識は感情ではなく「考え方」に向けることが大切。
感情は何もないところから派生するのではなく、そのような感情に結びつく考え方をきっかけに派生するものです。幸い私たち大人は、考え方を何パターンも自身で見つけることができるので、感情を無理やり抑えようとするのではなく、考え方をコントロールして、負の感情の出現を減らすことに努力していきましょう。そこで今回は、考え方と感情のコントロール術をご紹介します。
その考え方は妥当かどうか検討してみる。
イライラといった負の感情は、先述の通りご自身の「考え方」が影響していています。そのためその感情に行き着いた、「考え方」は妥当であるかを検討し、「バランスの取れた考え方」は何なのかを考えることが、感情を良い方向へ持っていくポイントとなります。
歪んだ考え方。
例えば、仕事中このような感情になったとします。
感情「上司に会議室に呼び出され、叱られた。なんでいつも私だけ。何もわかってくれない。上司にも、私自身にもイライラする」
ではその感情に行き着いた、考え方を考えてみましょう。
考え方「私にだけ叱るなんて、上司は私のことが嫌いなのかもしれない。」「私はあまりにもできない社員だと思われている。だから叱られたのだ。」「いつも叱られる。私は何をやってもだめだ。」
などが考えられますね。つまり、上司は私のことが嫌いだと「考えた」から、イライラという「感情」に繋がったのです。
ここで、負の感情に繋がった考え方は、「歪んだ考え方」であると認識しましょう。負の感情を作ってしまったその考え方は、妥当性がなく、歪んだ考え方であることが多いです。
そのため、上司は私のことが嫌いだと考えた、その考え方は、「歪んだ考え方」をしていると考える必要があります。歪んだ考え方をしてしまうと、イライラや憂鬱感、不安、などといった、負の感情に直結しやすくなります。