【理由は単純】あなたの強固な便秘、すっきり解決する3つの方法。

2015.11.23 — Page 1/2
皆さんは、習慣的に排便はありますか? もし、常にお腹が張っていたり、何日も続く便秘に悩まされているのであれば、ぜひ寝る前の習慣を整えてみましょう。ナイトケアアドバイザーの小林麻利子が、便秘の原因と対策をご紹介します。

こんにちは、ナイトケアアドバイザーの小林麻利子です。この連載『美人の作り方』では、“美しさを自分で手作りする”ために、みなさんが抱えがちなカラダの不調を改善し、美しく仕上げるためのメソッドを、エクササイズやヨガを取り入れながら紹介していきます。


【小林麻利子の美人の作り方】vol.68

皆さんは、習慣的に排便はありますか? もし、常にお腹が張っていたり、何日も続く便秘に悩まされているのであれば、ぜひ寝る前の習慣を整えてみましょう。

Woman in pain on toilet in bathroom 今回は、ナイトケアアドバイザーの小林麻利子が、便秘の原因と対策をご紹介します。

便秘の原因。

便秘には、食事性便秘、習慣性便秘、弛緩性便秘、痙攣性便秘など様々な便秘があるため、まず自分はどの便秘に近いのかを確認し、生活習慣を改善することが大切です。

(1)食事性便秘

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 繊維の少ない偏った食事や少食が原因で腸壁に刺激が起こりにくいため生じます。厚生労働省では、1日350gの野菜を食べる、規則正しい食生活を推奨しています。

しかし、筆者が多くの女性の食生活指導をしている中で、必要量を摂取できている方はほとんどいないことが分かっています。朝、昼、夕の3食、野菜を不足することなく、バランスよく食べるよう心がけましょう。

(2)習慣性便秘

iStock_000021759022_Medium オフィスや学校で、便意を何度も抑制することはありませんか? 直腸の感受性が低下し、便が送られてきても直腸が収縮しにくく、便意が起こりにくくなります。下剤や浣腸の乱用の方も起こりやすいので注意が必要です。少しでも便意を感じたらお手洗いに行きましょう。

また、忙しさが原因であることも多いので、朝にトイレタイムの時間を作るなど、時間に余裕のある行動を行いましょう。朝食を取ることも忘れず。

(3)弛緩性便秘

Women Exercising With Weights While Sitting On Exercise Ball いわゆる運動不足が原因です。腹部や背部の筋力不足から腹圧がかけにくく、大腸の緊張低下・運動鈍化便秘に繋がります。便が大腸内に長く滞在することにより水分が奪われ、黒くて硬いコロコロとした便であることが多いです。

定期的に、運動や歩行で腹筋や背筋を鍛えることが大切です。過度な食事制限など無理なダイエットは控え、繊維質の多い野菜や果物などの摂取を心がけましょう。

(4)痙攣性便秘

iStock_000043183912_Medium 自律神経のバランスの乱れが原因で、下痢と交互に起こることもあります。結腸に痙攣が起こりづらくなり、便の通過が妨げられ直腸に入るのに時間がかかり便秘に繋がります。

忙しOLのみなさんは、寝る前まで仕事や電子機器の利用、考え事などで交感神経系が優位になっていることが多いです。夜は仕事のことは忘れて、電子機器からも離れストレッチやアロマなどでリラックスして過ごすことが大切です。