小林 麻利子の美人の作り方 vol.26朝すっきり起きられない!
こんにちは、ナイトケアアドバイザーの小林麻利子です。この連載『美人の作り方』では、“美しさを自分で手作りする”ために、みなさんが抱えがちなカラダの不調を改善し、美しく仕上げるためのメソッドを、エクササイズやヨガを取り入れながら紹介していきます。
本日は、
アンアン総研•体の不調の悩みランキング 5位『朝すっきり起きられない!』
を解決します!
冷んやり涼しい朝。お布団の中が心地よすぎて、なかなかお布団から出られない女子、多いですよね。おまけに寝起きが悪く、眠気ナマコで支度し、どんより通勤。しっかり寝たはずなのに、なぜ…。
原因として考えられることは、自律神経が乱れていることや質の良い睡眠がとれていないことです。これらは、10位の「寝つきが悪い」をご確認くださいね。
今回は、気持ちよく起きるためのノウハウをお伝えします。
『朝すっきり起きられない!』人のための、快眠美人テク
1 毎朝太陽光を8時までに浴びる
朝、明るい光を浴びることで、体内時計が25時間から24時間周期にリセットされます。目覚めが悪い方は、寝起きはカーテンをあけて、目の中に光を入れてみましょう。
自律神経バランスアップのために必要な光の強さは、2500ルクス以上です。
朝、2500ルクス以上の光を浴びることにより、自律神経に影響を与え、交感神経を優位にさせ、活気よく1日のスタートを切ることが可能となります。
曇天の日の出1時間後の太陽光は約2000ルクスですが、午前10時にもなれば、曇天の太陽光でも約25000ルクスにもなります。日の出が5時50分であれば、6時50分頃からせめて8時頃までに太陽光を浴びる必要がありますね。
ちなみに日照時間が短い冬のスウェーデンでは、日の出が朝の9時頃となるため、冬季うつ病の発症率が高くなります。ただごとではない事実です。
日焼け対策としてカーテンをあけない女子は、自律神経美人になるためにも、きちんとカーテンをあける習慣を作りましょうね。
2 毎日6時間、7時間半睡眠にしてみる
睡眠のメカニズム
私たちは、深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠のあわせて90分のリズムで4、5回繰り返されます。
ベッドに入って、一番はじめは大脳を休ませる深い眠りのノンレム睡眠。ご自身のいびきの音で起きてしまったことはありませんか?(筆者だけ?) いびきはこの、ノンレム睡眠のときにかきます。その後、浅い眠りのレム睡眠に移ります。私たちはこのレム睡眠時に夢をみています。こうした深いノンレム睡眠と浅いレム睡眠を繰り返しながら、朝に向かっていくのです。
睡眠時間のコントロール
寝起きが悪いと思う人は、恐らくノンレム睡眠中に起床していることが考えられます。ノンレム睡眠中に起こされると、フラフラし、快眠感があまり得られません。深い睡眠のノンレム睡眠中に起きるのではなく、浅い眠りのレム睡眠中に起きる方が、目覚めが格段によくなります。
つまり、長時間寝ることが良いのではなく、「いつ目覚めるか」を決めることが重要なのです。
ちなみに、睡眠全体のうち、ノンレム睡眠が70~80%。レム睡眠は、20%~30%です。90分周期で繰り返されるので、それを目安に睡眠時間の確保をするとよいでしょう。
ただし、個人差がありますので、例えば6時間睡眠が可能な方は、「今日は6時間10分寝てみよう」とか「5時間50分寝てみよう」など、いろいろ試してみて、自分が一番いい目覚めを得られる時間を把握すると良いでしょう。
レッスンの終わりに…
平日は毎日早起きし、夜遅くまで仕事。待ちに待った土日くらい、いつもより多めに寝たいのが正直なところですよね。
そんなときは、90分周期で繰り返されることを考慮し、いつも6時に起床している方は、目覚ましを7時半にセットすると良いですよ。
だらだらと10時、11時頃まで寝てしまうと、サイクルが乱れ、結局平日の起床が辛くなりやすいのです。そうならないよう、気をつけて睡眠をとりましょう。
朝すっきり起きれない方は、ぜひ試してくださいね!
次回は、体の不調のお悩みランキング 4位の『頭痛がひどい!』の解決法を紹介します!
文・小林麻利子 構成・宮田愛子
お知らせ
筆者・小林麻利子は、女性らしい身体を作るための運動・食事・アロマのパーソナルトレーニングを行っています。
Flura -フルーラ-
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一時的な減量ではなく、「美しい身体を作る習慣の定着」に重きを置いています。
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