【アレを下げれば快眠♡】入浴時間をチェンジ! 深い眠りを得るコツ|スッキリ寝起き対策 #4

文・小林麻利子 — 2017.5.15
ゴールデンウィークが明け、毎朝起きるのが辛い……という方は多いのではないでしょうか。あなたの寝起きの悪さ、もしかしたら、深い眠りが得られていないことが原因かもしれません。 今回の「スッキリ寝起き対策 」シリーズ(全10回予定)は第4回目! 前回までの記事もチェックいただきながら、今回もナイトケアアドバイザー・小林麻利子が爽快に目覚められるコツをご紹介します。

【小林麻利子の美人の作り方】vol. 91

体温が下がればよく眠れる

質の良い睡眠を朝まで持続させるには、「日中の体温高低差を大きくすること」と「寝る前に体温をしっかり下げること」が大切ですが、今回ご紹介するのは、後者。寝る前に、体温をしっかりと下げる方法をご紹介します。

ここでいう体温とは、内臓や脳などの体の深部の温度のこと。この深部体温を、眠りに適した温度まで下げることで、深い眠りが得られ、朝の寝起きのスッキリに繋がるのです。

お風呂に入って体温を急激に下げる

体温を急激に下げるには、手足や体表面の温度をアップさせる必要があります。寝る前の赤ちゃんのように手足がポカポカしていれば、体の内側の深部体温が外に放散されるため、温度が下がるのです。

ちなみに運動も体温があがりますが、寝る前は心を鎮める副交感神経を優位にしたいので、ハードな運動はNG。体温アップのためには、「お風呂に浸かる」が正解です。

お風呂は40度で15分。汗がじんわり出るまで

冷え性の方ほど、お風呂の温度設定を高めに設定しがちですが、42度以上の高温浴は、交感神経が高くなるため、余計に手足の冷えを引き起こしてしまいます。

目安としては40度ですが、15~20分入ったときに手の甲や額が汗でじんわりしてきたらOK。ちなみに給湯器の温度設定は正確でないことが多いので、水温計を別で用意することをおすすめします。

設定温度と時間でも汗が出にくい方は、洗髪をしてから湯舟に浸かるよう順番を変えたり、発汗作用のある入浴剤を使用するなど工夫してみてください。

就寝1時間前にお風呂から上がる

体温が下がりきったときに寝ついてしまうと、睡眠の持続時間が短くなり、中途覚醒の危険があります。「体温が下がりつつあるとき」にお休みするのが、良い眠りを持続させる秘訣。そのため、お風呂から上がる時間を調整しましょう。

目安として、夏は1-2時間前、冬は30分-1時間前に上がりましょう。今の時期は、地域にもよりますが、就寝1時間前がオススメです。

寝る前に手足が冷たい場合

寝る前、いつも手足が冷たい方は、深部体温が外に放散されず、睡眠に適しません。お風呂の温度設定や時間にミスがなければ、入浴後に靴下やレッグウォーマーを履きましょう。足首には、足を温めるツボがいくつかあるので、夏場でもレッグウォーマーはオススメです。また、靴下は寝る直前まで履いて、寝るときは脱ぐようにしましょう。

睡眠はコツ!ぜひ、みなさんも試してくださいね。


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【夕方寝は肌ボロの元凶!?】眠くなったら覚醒できる動画を公開!|スッキリ寝起き対策 #2
【【スヌーズ機能はダメ!】眠りのプロが教える寝起き爽快のコツ【動画】|スッキリ寝起き対策 #3

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「小林麻利子の美人の作り方」まとめ
PROFILE
生活習慣改善サロンFlura主催。ナイトケアアドバイザー。睡眠改善インストレクター。最新のデータ、研究を元に、サロンに通う女性の自律神経の改善を行う。睡眠と入浴を中心とした、生活に合った無理のない実践的な指導が人気を呼び、延べ1700名の女性の悩みを解決、サロンは予約半年待ちの人気。 20代の頃に、肥満、生理不順、肌荒れ、過呼吸などに悩まされていたが、睡眠と入浴を中心に生活習慣を見直し8キロの減量に成功、体の不調も消えたことから、自律神経を整えるためのあらゆるメソッドを研究。生活習慣の悪さに悩む、数多くの現代人を救っている。 温泉入浴指導員、ヨガインストラクター、アロマテラピーインストラクター、食生活管理士、上級心理カウンセラー。講演活動やWeb連載のほか、テレビ・雑誌でも活動中。 著書『あきらめていた「体質」が極上の体に変わる』(ダイヤモンド社)、『美人をつくる熟睡スイッチ』(G.B.)
HP: http://fluraf.com/ blog: http://ameblo.jp/mariko-kobayashi/ 著書『美人をつくる熟睡スイッチ』:https://goo.gl/UEZ2kx
『あきらめていた「体質」が極上の体に変わる』:https://www.amazon.co.jp/dp/4478105081

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