【自由になる!】人生に悩み、自分で答えを出すことは幸せな瞬間

文・小阪有花 — 2016.12.14
彼女からの連絡をとことん無視すると決め込んだ筆者・小阪。自分の進む道を自らが決断できることに心から喜びを感じる。

【グラドルから保育園へ】vol. 35

不安よりも喜びを手に入れた

彼女から連絡がくるたび無視を続けると、彼女から一通のメールがきた。

「いままでの恩義を忘れたのか?お前にいくら時間をつかってやったと思っているんだ?!」。そんな文章だった。ほかにもダラダラと何かが書いてあっだが、読むこともせず消去した。女は決断するまでが大変だが、こうと決まれば揺らぐものなし。頭では、こんな自分がこれから一人でやっていけるだろうか?と不安がないわけではない。でも私は、彼女から離れたことで、不安よりも大きな喜びを手に入れた。

選択する喜び。自分の人生を、自分で決め、それを誰にも邪魔されない。そんな当たり前の道。何年ぶりに、自分の意思を尊重し行動できたんだろう。そこに対しての結末が良かったのか悪かったのか、そんなことは関係なく、私は私の行きたいところに行き、好きなように働けることが嬉しかった。

私の人生は最初から身軽

義務とか恩義とか、そういう言葉ばかりが並べられ、重苦しくて仕方なくて、でも自分で決めたから、周りを巻き込んでしまったからという申し訳なさから何年も生きてきたけれど、それは、この先もずっとつきまとってくると思っていたけれど、それは、勝手に自分が背負った気でいただけだった。拘束され、呪われたように縛られていただけで、私の人生は、最初から身軽で、いつだって自分の考えのもと、自分の思考と共に生きてよかったことに気づいた。

人は自由じゃないし、懸命に生きようとすればするほど、責任がのしかかり、自分は自分でいられなくなるのではないか?と悩んだりする瞬間だってくる。でも、そこで生まれる迷い、自分だけが知る自分と、世の中が求めている自分との葛藤。どちらを選ぶか。自分が自分について考えることができる。それがまず素晴らしいことなんだと痛感した。自分らしい自分、世の中に求められてる自分、きっとどっちも必要なんだろう。けど、肝心なのは、人が出した答えより、自分の出した答えで、人生を歩めることだ。

だから、正しいか、間違いか、そんなことは関係ないんだと。誰にもわからないからこそ、思考を巡らし考える。私は、女から解放された瞬間、自分の人生に迷い、悩み、答えをだす。この瞬間、私は本当に幸せだった。


Information

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こさか ゆか/保育園プロデューサー
ただいま長年の夢だった絵本作家になるため、クラウドファンディング(12月28日まで)に挑戦中です。テーマは「子どもの心に寄り添える絵本を作りたい」。ご支援よろしくお願いいたします。 https://faavo.jp/tokyo23/project/3316 リバイバルミーティング代表。チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラー、幼児食インストラクター、ベビーシッター資格習得。 2004年ミスマガジングランプリを獲得し芸能界デビュー。グラビアアイドルとして活躍後、2009年に引退。現在は子どもの心スペシャリストとして活動中。