【恐怖の暴言!】私は再び自分を否定するようになった

文・小阪有花 — 2016.10.26
かつて筆者・小阪に太ることをすすめた “彼女” は、言葉によるいじめをエスカレートさせていった。小阪は逆らえず、どんどん追い込まれていく。

【グラドルから保育園へ】vol. 28

この子は、奴隷だ。家来だ。

彼女の暴言による影響は大きく、私生活にまで支障をきたし、どんどん自分の存在に自信がなくなってきた。頭は全くまわらず、考えが分離し全くまとまらない。

彼女に対しての怯えは日に日に増していった。ある日、彼女に支持された場所にむかっている最中、道に迷ってしまった。どんなに言われたとおりに向かっても目的地に辿り着けない。5分で着く場所が、30分以上かかってしまった。通ってきた道を忘れてしまうのだ。ここがどこだか本当にわからなくなり、こわがっていると、彼女から電話がかかってきた。辿り着けない恐怖と、怒られる恐怖が同時に襲ってくる。

怯えながら電話にでると、案の定彼女は激怒した。「おまえの脳みそ腐ってんだろ!」。私の脳みそは本当に腐ってしまったのだろうか?私はこれからどうなってしまう?毎日毎日、自分の能力のなさを呪った。私は、完全に自尊心を失ってしまい、また自分を否定するようになった。

彼女は私に自分の仕事をさせるようになった。使えない秘書を雇ってしまった、という扱いで、掃除やら洗い物やら、仕事の資料作成やら。もちろんギャラなしでやらされ続けた。彼女は私のことを「奴隷だ。家来だ」というようになった。

女王様になりたかった彼女

パーティー好きな彼女は、ホームパーティーを好んでやっていた。彼女は、そこに私を呼ぶようになった。しかし、一緒に楽しむためではなく、使いパシリが必要だったからだ。彼女は自分の周りに、私のことを紹介した。「この子は私の家来だから!」と楽しそうに言っていた。彼女は、それから私のことを何度も呼びつけ、雑用を命令していた。

女王様になりたかった彼女は、文句と不満を言いながら私にいろいろ命令してきた。自分にはこんな家来みたいな奴がいると周りに見せたかったのだろうか?真意はよくわからないが、彼女はみんなの前で何度も私を罵った。

しかし、これをきっかけに、彼女の人生はこの時期から少しずつではあるが確実に崩れる羽目となった。


Information

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こさか ゆか/保育園プロデューサー
ただいま長年の夢だった絵本作家になるため、クラウドファンディング(12月28日まで)に挑戦中です。テーマは「子どもの心に寄り添える絵本を作りたい」。ご支援よろしくお願いいたします。 https://faavo.jp/tokyo23/project/3316 リバイバルミーティング代表。チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラー、幼児食インストラクター、ベビーシッター資格習得。 2004年ミスマガジングランプリを獲得し芸能界デビュー。グラビアアイドルとして活躍後、2009年に引退。現在は子どもの心スペシャリストとして活動中。