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受賞して、普通の私がどんどん取り残されていく

2016.5.11
『ミスマガジンプランプリ』を見事勝ち取り、トントン拍子にテレビ出演が決まった。けれど、メディアの露出が増えるたびに、 小阪由佳という素顔は偽りの仮面で覆われていく……。

【グラドルから保育園へ】vol.05

待っていたのは、プレッシャーだらけの日々

無事『ミスマガジングランプリ』を獲ることができて喜んでいたものの、浮足立っている場合ではなかった。突然の大抜擢は、私に恐ろしいほどのプレッシャーを与えたのだ。すぐに地上波のテレビ出演が決まり、わずかデビュー半年後に、テレビでお喋りしなくてはいけなくなった。賞をとれたからこそ出られるテレビは、“小阪由佳” ではなく、“賞をとった人” という枠で呼ばれる。だから、何かインパクトを残す発言をしないと「次はない」ってマネージャーに言われ続けていて。緊張のあまり、受け答えすらできるか不安なのに、失敗は許されないと厳しく言われると、もう怖くて何を話していいかわからなくなっちゃう。「普通のことを言ったらダメ、では何を言ったら面白いのか」。悩みすぎて、そもそも面白いって何? 人は何に対して面白いと思うの? と、思考が脱線する日々が続いた。

キャラクターがないと、芸能界では生きられない。面白い人になろうと、その頃流行りだったおバカブームに乗ってみたけれど、それは知識がなくてもいい代わりに、高い知恵が必要だった。そんなものを持ち合わせていない私がキャラを確立出来る訳もなく、空回りばかり。どうすれば、“ミスマガジンの女の子” ではなく、“小阪由佳” として売れるのかを模索していた。名前だけがひとり歩きをしている気がして、「ミスマガジンの〜」と紹介されるたびに、どんどん小阪由佳としての存在に自信がなくなっていった。

アイドルに求められていたこと

時代が変わって、今はリアル(本当のもの)がフィーチャーされるようになった。作り込んだものを本当のように繕うなら、容赦なく攻撃されてしまう。昔は、ヤラセを疑いながらも、視聴者は企画に乗っかって内容を楽しむことが主だったけど、今では、真実を暴くことがメイン。リアルな姿を知ることに、人の注目が集まっている。

今でこそ “キャラ” は重要視されなくなったけど、現役時代はウソでもなんでも、キャラの立っている人が要求されていた。おバカや天然、知的など、そのキャラを確立させることが成功の秘訣とでもいうように、私は毎日、キャラクターを考えて作っては、テレビに出ていた。そのたびに、私の中にいる、小阪由佳という “普通の女の子” を否定していた。求められているものに応えるためには、自分を殺すしかないと考えていたんだ。


Information

「「保育園落ちた日本死ね」問題を考えるシンポジウム」で講演します!
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こさか ゆか/保育園プロデューサー
リバイバルミーティング代表。チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラー、幼児食インストラクター、ベビーシッター資格習得。 2004年ミスマガジングランプリを獲得し芸能界デビュー。グラビアアイドルとして活躍後、2009年に引退。現在は子どもの心スペシャリストとして活動中。