ネットニュースで拡散…セミヌードでお騒がせの元グラドルがやったコト

文・小阪有花 — 2017.12.6
芸能界に入り、グラドルとして波乱万丈な人生を過ごしてきた筆者・小阪は引退後、紆余曲折を経て、保育園設立という夢を抱く。そこで、託児所を備えている不動産会社に、その託児所を保育園に変えることを提案、交渉の末に実現させることができた。だが、もともと託児所にいた保育士たちからは、小阪が保育に携わることを反対されてしまう。それでも、プレオープンを迎え、不安だらけのままスタートを切ったのだが……。

【グラドルから保育園へ】vol. 83

暗雲立ち込めた初日だったが……

気まずいプレオープンだったが、子どもたちとの触れ合いを通して、決裂した仲は次第に回復へとむかっでいった。回復もなにも、最初から信頼関係はなかったのだが、そこから悪化することなく、なんとなく保育士たちが私のことを認めだすのに、そこまで時間はかからなかった。普通に出勤し普通に仕事をこなし普通に子どもたちと遊んだ。この普通を続けたことが、大きかったのかもしれない。

また、保育園が設立された場所は、私の家から2時間かけた場所であった。毎回片道2時間かけて、仕事をしに来る私を見て、保育士たちも、私が本当に子どもが好きでこの場に存在していることを、理解してくれたようだった。しかし、プレオープンが終わり、本格的にオープンする瞬間、予想外の出来事が起きた。

マスコミが嗅ぎつけた

私は、自分が保育園を設立したことをブログで発表した。発表といっても、その頃書いていたブログに、あるがままの思いを書いたのち、これから自分が幼児教育と向き合っていきたいという宣言みたいなものを書いた時のことだ。その記事は、アップした次の日にはネットニュースとして取り上げられた。次の日、保育園の責任者から、その保育園、不動産会社へ電話が鳴ったりもしたらしく、ただでさえ忙しいオープン前にも関わらず、余計な仕事を増やしてしまうこととなった。

元アイドルが保育園設立なんて、スムーズに運ぶわけはないと思ってはいたが、やはり、あたたかく見守ってもらうというわけにはいかなかった。芸能を引退したといえど、完全に一般人扱いしてもらえるわけではないのが、業界のグレーな部分である。私の保育園設立の話は、どんどんと拾われ、記事は拡大していった。まぁ、その頃に大した出来事がなかったからだろうが、ブログアクセスは1日で50万を超えてはくれた。だが、これが保育園のプラスの宣伝かといえば、正直そうは思えなかった。気にかけられることは、嫌なことではないが、どうも昔を思い出し怯えてしまう。

どうか変なことは書かないでほしい。そう願っていたが、記事はどんどんひとり歩きし、悪いほうへと進んでいってしまった。

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こさか ゆか/保育園プロデューサー
ただいま長年の夢だった絵本作家になるため、クラウドファンディング(12月28日まで)に挑戦中です。テーマは「子どもの心に寄り添える絵本を作りたい」。ご支援よろしくお願いいたします。 https://faavo.jp/tokyo23/project/3316 リバイバルミーティング代表。チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラー、幼児食インストラクター、ベビーシッター資格習得。 2004年ミスマガジングランプリを獲得し芸能界デビュー。グラビアアイドルとして活躍後、2009年に引退。現在は子どもの心スペシャリストとして活動中。


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(C)IgorKirillov/Gettyimages