第1回 恋にHに!お悩み相談 銀座『クラブ佑雪』へようこそ。

文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子 — 2017.9.4
人には言えない、友達にも聞けない悩みのひとつやふたつ誰にだってあります。そんなあなたのお悩みを人生の先輩である「佑雪ママ」に聞いてみませんか?

【クラブ佑雪】vol. 1

祝!銀座『クラブ佑雪』オープン!

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 このたび、銀座にあるマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』を開店させていただきました。つきましては、当クラブのママ、わたくし藤島佑雪が迷える乙女限定でお悩み相談を承ることになりました。恋にHに! ひとには聞けない恥ずかしいあんなコトこんなコトにもどしどしお答えしてまいりますので、どうぞ、よろしくお願い申し上げます!

 さて、栄えある第1回めのお悩みは……。

「10代最後の夏も終わろうとしているのに処女の私。きれいになれないのは、まだ処女だから?」

 10代最後の夏も終わろうとしているというのに、まだ処女です。というか、キスすらしたことがありません。こないだ、ちょっといいなと思っていたサークルの男子と初めてデートをすることになっていた花火大会も中止になり、そのままデートも流れ、LINEも既読スルーされている状態です。まわりの友だちはとっくに初体験を済ませ、どんどんきれいになっていきます。私がブスなのは処女だからだと思います。というか、私だけが高校生のときよりかわいくなくなっている気がします。どうしたらいいでしょう。

(にゃーたん 19歳 未婚 大学生)

女の ‘モテ’ は適材適所!
ターゲットを変えて、モテ美人になろう

 んーーー、これは! ターゲットが悪いですね。19歳! 女子大生! おまけに処女! 銀座のクラブでは輝かしいスペック。一般的にもキラキラした触れ込み。これを大いに生かさないと! イケませんね〜。

 元同僚のホステスで、人気女優をたくさん輩出している大手芸能事務所にモデルとして所属してた女が言ったひと言を聞かせてやりたいです。

「普通の世界じゃモデルだってもてはやされてたのに、銀座に入ったら、そんなのなんの足しにもならない。ちゃんとした大学行ってるコのほうがお客さんウケがいいんだもん」

 どうですか? 八頭身美人のモデルなら、どこへ行っても無敵でモテモテだと思うでしょ? でも、そうじゃないんですよね〜。女の‘モテ’は適材適所。美しい蓮が山の山頂では育たず、どろんこの沼じゃないと花開かないのと一緒で、それぞれにふさわしい ‘モテ’ の場があるんですよ。だからこそ、わたくしだってブサイクなのに銀座のクラブで務まったんです。ま、わたくしはおじいちゃん専門だったんですが、ターゲットを見誤らなかったおかげで、ずいぶんとおいしい思いをさせていただきました。

 なのでね、ご相談者さまも男を探す漁場を変えたら、自分が売れるマーケットが見つかるんじゃないかしら。

 そもそも、サークルを土俵にするとまわり中、女子大生だらけでしょ? そこでは若さや大学生という肩書きではリードできませんし、大学生の男が好む容姿や性格をもつ女に利があるわけですよね? そんなとこでむざむざ、負け戦しなくてもいいのでは? 

 だったら、バイトをするとか、習いごとをするとかして、サークルや学生の輪を飛び出せば、いくらでも処女喪失の機会はあるはずです。てか、むしろ危険なくらいに男が群がってくる可能性もあるので、気をつけてくださいね。

 最後に大事なことを。初体験は自分が好きなひと、そして自分を好いてくれるひととするのがいいですし、処女の美人はいっぱいいます。その二つを心に刻みつつ、ターゲット変更してくださいね。

※ お悩み募集しています。お気軽ににどうぞ!
銀座『クラブ佑雪』

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