ノーブラ生活の女子の人生終わっているのか問題。

2015.8.15 — Page 3/3

ラク乳生活に影を落とす女子力問題の正体

 それでも漠然とした不安がまだ消えないので、こんどはノーブラ生活のリスクについて、色々調べることにした。すると、調査レベルではあるものの、カップ付きインナーを多用したり激しい運動を行うと、やさしいホールド感ゆえに乳が激しく揺れ、結果垂れる可能性があると知った。
 これだ!
 背筋が伸びる緊張感や、肉を集めて盛ったときの気合いとわずかな自信、それらがないと心地はよいが、女としての感覚もじわじわ緩ませ、無意識のうちに不安にさせていたようだ。
 そういえばノーブラ教に勧誘してくれた女子はみんな巨乳(推定EかFカップ)。そもそも盛る必要もなかったし、肩にかかる負担は、納まりの良い我が双子とはワケが違ったのかもしれない。

 それからというもの、人と会わないときのみ着用可。最多でも週の半分以上は着ない。という着用ルールを自らに設け、ラク乳生活を続けている。一応実行はされているものの、初めて購入してから実は2回もカップ付きインナーを追加購入してしまった。しかも最近、それに似合う着心地のいいショーツまで買い揃えてしまった。
 なんとなく警笛が鳴り続けてはいるものの、一度手に入れたラク乳生活はなかなか手放せない。それもこれも最近背筋を伸ばす色っぽい気配がめっきりないからかもしれない。


おおしま りえ/雑食系恋愛ジャーナリスト・イラストレーター
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。20代で結婚と離婚を経験後、アップダウンの激しい人生経験を生かし、現在恋愛コラムを年間100本以上執筆中。そろそろ幸せな結婚がしたいと願うアラサーのリターン独女。
HP:http://oshimarie.com