【結婚って本当に幸せですか?】妻になった私が得たもの・失ったもの|リアルな夫婦生活 ♯19
【結婚=安定した生活】とは限らない
【リアルな夫婦生活】vol. 19
結婚はできたらラッキー。くらいの低い結婚願望度しかなかった私は縁あって29歳のときに今の夫と出逢い、一年経たずして結婚をすることになりました。よく結婚に対して求めることに “安定した生活” を挙げられますが、実際に結婚してみて思うのは妻も働き、生活を支えて行かなくては安定した生活は訪れないということ。当たり前ですが…。
ただ結婚がどういうものかわかっていなかった独身時代は、結婚したらラクできるのかな? などと漠然と考えていましたし、それは現在、独身である女性の多くが願うことではないでしょうか。
もちろん結婚すれば、働く頻度は自由に決められますが、そのぶん収入が減り、自由に遊ぶお金はなくなります。そして、稼ぐのにプラスして家事をこなし、夫婦生活を円滑に進めなくてはなりません。結局、結婚しても思い描いていた安定と安心感が得られるかといえば、そこまででもなく、むしろやるべきことが増えていきました。
それでも結婚がいいと思える理由
結婚生活では独身時代に比べて自由にできるお金も時間も限られていますが、それでも結婚が素晴らしいと思えるのはやはりパートナーが常に自分を精神的に支えてくれることではないでしょうか。
人は生まれてからひとつの家族に育てられ、いずれ独立をします。そして自分を育ててくれたような家族を今度は自分の手で作っていく。
この過程は思い描くほどキレイなことばかりではありません。醜いケンカもするし、わかり合えないと離婚にも至ります。ですが、その全ての経験が自分を成長させてくれることは間違いないし、生涯孤独ではないんだと思える安堵感は独身時代にはない安心感なのかもしれません。
物理的な安定ではなく精神的な安定を求めるなら結婚はこのうえなく確かな安心を与えてくれるかもしれません。
幸せを作るのは自分次第
自由に生きるのが好きで、家族を築く以上に豊かなものを得ているなら、結婚をしていなくてもその女性は幸せな人だと言えます。そして、逆もまた然り、結婚をしていても家族を築く楽しさを見出せなければその女性は幸せとは言えないのかもしれません。
結婚をして私が失ったものは、自由気ままな生活。反対に得たものは、一生自分を応援してくれる家族というパートナー。どちらを得ても、失ってもそれなりに不安や迷いはついて回ることに変わりはありません。
だからこそ、結婚=幸せと考えずに、本当にご自身にとって良いと思える選択をすることこそが究極的なアナタの幸せなのではないでしょうか。