志村 昌美

最強の胸キュン映画♡ 賞レース席巻中の注目作『ラ・ラ・ランド』!

2017.2.23
先日、春一番が吹き荒れたばかりですが、映画界でも新風を吹き込んでいる話題作がついに日本上陸! すでにあちこちで目にしている心躍るようなメインビジュアルに、映画ファンのみならず、胸の高まりを抑えられないという人も多いはず。それは……。

アカデミー賞史上最多ノミネートの話題作『ラ・ラ・ランド』!

【映画、ときどき私】 vol.77

夢を追いかける人たちが集まる街、ロサンゼルス。女優を目指していたミアは、映画スタジオにあるカフェで働きながら、オーディションを受けては落ち続ける日々を送っていた。

そんなある日、場末のバーでピアノを弾いていたセブと出会うことに!

売れないジャズピアニストであるセブも、いつかは自分の店を持って、本格的なジャズを思う存分演奏したいという願いを持っていた。

偶然の出会いを重ねるうちに、いつしか恋に落ちる2人。お互いの夢を応援しあうものの、少しずつすれ違いの生活となってしまう。ミアとセブの夢と恋が迎える結末とは……。

歴史的快挙を次々と達成している天才デイミアン・チャゼル監督と “世界一セクシーな男” の異名を持つ人気俳優ライアン・ゴズリングという最強タッグが実現した本作。そこで今回は、先月行われた来日記者会見で見どころを聞いてきました。

映画界でもっともホットな2人に世界中が釘づけ!

前作『セッション』で巻き起こした衝撃の記憶も新しいなか、次なる傑作を生みだしたチャゼル監督。まだ32歳という若さも驚きですが、なんとこれが長編2作目というからまたまたびっくり。

監督にとって本作は長年温めてきた企画だけに、「この作品に携わった人たちそれぞれが限界を突破するほどにがんばり、チームが一丸となって、愛を込めて作りました」とその思いもひとしお。

そして、世界中の女子を虜にし続けているライアンは、今回が13年ぶりの来日。私にとっては、一生に一度は自分の目で見てみたい俳優のひとりでもあったので、生ライアン・ゴズリングに震えましたが、やはりそこに存在するだけでかっこよすぎ!

本作では、華麗なダンスと歌声だけでなく、3か月の猛特訓で習得したというピアノを全編通して吹き替えなしで披露していますが、手もとだけが写るシーンですら自分で演奏したという役者魂はさすがです。

そんなストイックなところも女子には胸キュンポイント高めのライアン。まもなく発表されるアカデミー賞でも大本命といわれているところですが、「僕にとっては、この映画を作ったこと自体が賞に値するような特別なこと」と話し、俳優としての達成感と自信をのぞかせていました。

とにかく見どころがありすぎる!

「ミュージカルには、ほかにはない楽しさや高揚感はありますが、同時に『叶う夢もあるけれど、叶わない夢もある』という現実的で正直なストーリーも必要だと思いました」と振り返る監督。

実際、冒頭から圧巻のシーンでいきなり衝撃が走ったり、ライアンとエマ・ストーンのダンスシーンにワクワクしたりするだけでなく、それぞれのキャラにきちんと共感もできる絶妙のバランスがとにかく最高。だからこそ、ミュージカル好きはもちろん、これまで「ミュージカルはちょっと苦手」と思っていた人にも間違いなくオススメの1本です。

観るなら絶対スクリーンで!

監督と同じくミュージカル映画の大ファンだというライアンは、「最初から監督とは『スマホで観るようなものじゃなくて、映画館で大勢の人たちが共有して観るようなものが作りたいね』と言っていたんです」と熱弁。

ほかの人たちと一緒に映画を観る体験の素晴らしさを伝えたいというライアンの情熱も、思わず心が弾むような圧倒的パフォーマンスも、ぜひ大きなスクリーンから全身で感じてください。

女子にとってはファッションも見逃せない!

そして、何といってもエマの衣装がとにかくキュートなのですが、衣装チェンジは主演2人を合計するとなんと100回。それくらい次から次へと楽しませてくれるので、そこも含めて最初から最後まで注目です。

“夢の国” ラ・ラ・ランドへレッツゴー!

大人になるほど、厳しい現実にも直面し、夢を見るよりも諦めることの方が多くなってしまいがち。でも、「夢を持ち続けることがいかに大切であり、それこそが人生を輝かせる秘訣」と誰もが感じるはずです。

恋愛のキラキラ感も甘酸っぱさもほろ苦さも切なさも詰まっていて、まるで宝石箱のような映画にみんな恋しちゃってください!

ドキドキが止まらない予告編はこちら!

作品情報

『ラ・ラ・ランド』
2月24日(金) TOHOシネマズ みゆき座他全国ロードショー
配給:ギャガ/ポニーキャニオン
© 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND.Photo courtesy of Lionsgate.

http://gaga.ne.jp/lalaland/