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花田 浩菜

【誰でも入れる?】言いにくいし、わからない!「確定拠出年金」って?

2016.8.7
最近よく目にする、「確定拠出年金」という文字。聞いたことや見たことがある方も多いのではないでしょうか? でも、「カクテイキョシュツ・・・ネンキン?」なんて、そもそも言いにくいこのコトバたち。今、なぜ注目を浴び始めたのでしょう? 今回は、知っておきたい「確定拠出年金」について基本からお話します。

最近よく目にする、「確定拠出年金」という文字。聞いたことや見たことがある方も多いのではないでしょうか? でも、「カクテイキョシュツ・・・ネンキン?」なんて、そもそも言いにくいこのコトバたち。今、なぜ注目を浴び始めたのでしょう? 今回は、知っておきたい「確定拠出年金」について基本からお話します。

「確定拠出年金(かくていきょしゅつねんきん)」、それなに?

【はぴマネレッスン】vol. 34

「かくていきょしゅつねんきん?何だか名前だけで難しそう」。そんな印象を与えがちなこちらの制度。会社員の方であれば会社で導入されていれば、「よくわからないけれどやっている」、「ちょうど、今知りたかったの!」なんて方も多いのではないでしょうか?

確定拠出年金は「401k」、「個人型DC」などとも呼ばれており、見たことがある方も多いと思います。DCとは「Defined Contribution Plan」の略で、「老後にもらうことの出来る年金を、自分で毎月積立てることで運用し、将来に向けて備える」という年金制度のこと。いわゆる年金制度の「3階建ての部分」と言われているところです。

元々はアメリカで始まった制度で、日本では2001年10月から施行されていますが、まだまだ一般的に熟知されているものではないというのが現状です。

確定拠出年金には企業型と個人型の2種類があり、今までこのように加入できる方が限られていました。

企業型の場合
確定拠出年金制度を用意している企業の従業員

個人型の場合
企業年金のない会社の従業員と、自営業者などの国民年金第1号被保険者のみ

その中で、今注目されているのは「個人型」の方! では、なぜ注目されているのでしょうか?

どうしていま注目されているの?

今、個人型の確定拠出年金が注目されている理由。それは2017年1月から法律が改正されることが決定し、今までよりも加入できる方が増えたから。対象者は、一部の対象外の方を除く「ほぼ全ての方」に変更されます。つまり、今まで入ることができなかった専業主婦の方や、フリーランスの方、公務員や今まで対象外だった会社員の方も個人型DCに入ることができるように決定したことから注目が集まるようになったのです。

では、この「個人型DC」って、どんなメリットがあるのでしょうか?

個人型DCのメリットって?

1.全額が所得控除される!
会社勤めの方の収入はお給料のみなので、「経費」などを引くことがほとんどなく、節税なども出来ませんでした。ですが、個人型DCは将来に向けて資産運用をする額の所得控除ができる仕組みです。注目されている点として、「将来の資産形成をしながら、節税も出来る!」という点が大きな特徴です。

2.運用して出た利益にも税金がかからない!
預貯金などで貯めた数円でもお金が増えた場合には通常、「20.315%」の税金が引かれます。個人型DCでは長期間運用してお金が増えても税金が引かれないため、大きな金額になりがちな年金制度としては嬉しいこと! 100万円の利益が出て約80万円しかもらえないのと、まるまる100万円もらえるのでは大きく変わりますよね。年金は20年、30年と長い間積立てるため大きな金額になります。その額に税金が掛からないのは嬉しい特徴です。

3.受け取り時にも税優遇!
将来積立てたお金を年金として「一時金」と「年金」に受け取り方を選べますが、それぞれ受け取る時にも税金の優遇が受けられます。そのため、受け取る際に税金がかからないか、少しの税金で済む場合が多いです。

4.手数料も安い!
個人型DCは「定期預金」、「投資信託」等の商品で資産を運用をしていきますが、通常の市販されている投資信託等の商品よりも手数料が低い場合が多く、長期間の積立てには手数料の安さは将来受け取る金額にも大きく関わってきます。

デメリットは?

では、デメリットは一体どんな点なのでしょうか?

1.解約が難しい!
個人型DCだけに限らず、どの年金制度もそうですが原則60歳未満での引き出しはできません。60歳未満の引き出しは、「脱退一時金」と呼ばれるお金も掛かり、要件も難しい為、基本的に60歳までは解約が出来ないものと思っておいたほうがベターです。

2.口座管理にコストがかかる!
口座管理手数料の他、国民年金基金連合会、事務委託先金融機関への手数料など毎月かかるコストもあります。しかし、それ以上に税金面での優遇は大きいと注目をする方も多いのも事実です。

3.将来の年金額は決定していない
将来の年金額は「運用次第」なので、決定しているものではありません。投資信託など運用商品で積立てる場合にはもちろんリスクもあります。長期間にわたる毎月の積立てでは、本来は積立て運用することがベターですが、どうしても不安な方でも元本保証の「預貯金」の商品で積立てることも可能ですし、預貯金半分、運用半分などご自身で配分を決めることが出来るのも「個人型DCならでは」の特徴です。

いかがでしたか? 今回は、個人型DCの制度に注目してお話しました。法律の改正により、2017年から会社員でも専業主婦でもほとんどの方が「将来の資産形成をしながら節税ができる!」とあり、ぜひ注目したい制度です。メリット、デメリットを踏まえてチェックしてみて下さいね。

以上、【はぴマネレッスン】vol. 34 でした。

この記事を書いた人

花田 浩菜
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知りたいけど、なかなか聞けない。そもそも何がわからないのかもわからない…? だけど気になるお金の話。そんな人生も恋も欲張り! な女性たちへ♡ anan世代のファイナンシャルプランナーが、“今旬な女子”だからこそ知っておきたいマネー情報を、コラム形式で連載します。