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田代 わこ

【本好き必見】ファン待望『村上春樹とイラストレーター』展で村上ワールドへ!

2016.6.8
ちひろ美術館・東京で、『村上春樹とイラストレーター -佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸-』展が開かれています。村上さんがテーマの展覧会って、どんな感じ? さっそくご紹介します!

ちひろ美術館・東京で、『村上春樹とイラストレーター -佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸-』展が開かれています。村上さんがテーマの展覧会って、どんな感じ? さっそくご紹介します!

『村上春樹とイラストレーター -佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸-』展とは?

ちひろポスター

【女子的アートナビ】vol.25

“ハルキスト” はもちろん、本好きの間で話題になっている本展は、小説家・村上春樹さんと4人のイラストレーターをテーマにしたはじめての展覧会。文章と絵が本の中から飛び出して美術館に展示されるという、ファンには夢のような企画展です。

ざっくり、村上春樹さん

ちひろ村上さん著作

村上春樹さんは1949年京都生まれ。早稲田大学卒業後、1979年に『風の歌を聴け』で群像新人文学賞を受賞しデビュー。日本はもちろん海外にもファンが多く、国際的な賞も数多く受賞。小説だけでなく、エッセイや翻訳、絵本も手がけられる、日本を代表する作家のひとりです。

羊男の原画だ!!

本展では、村上さんの文章とイラストレーターたちの作品がコラボして生み出された “村上ワールド” をたっぷり堪能できます。

ちひろ羊

2階にある最初の部屋では、佐々木マキさんのイラストが展示されています。私の大好きな作品『羊男のクリスマス』の原画も並んでいて大興奮!

ちひろ三部作

また、佐々木さんは、初期3部作『風の歌を聴け』、『1973年のピンボール』、『羊をめぐる冒険』の表紙画も描かれています。これらの原画は、かつて村上さんが経営していたジャズバーに飾られていたこともある貴重な作品。本邦初公開です!

アンアンでもおなじみ♪

ちひろ大橋さん

続いて、大橋歩さんの銅版画が登場! 大橋さんといえば、以前、雑誌『an・an』で連載されていたエッセイ「村上ラヂオ」のイラストでおなじみですよね。大橋さんの絵にほっこりした人も多いと思います。あの誌面に掲載されていた銅版画が壁一面にずらり! 本物を見られて感激です☆

クールでかっこいい

ちひろ和田さん

続く1階の展示室では、和田誠さんと安西水丸さんの絵が紹介されています。

本や雑誌、新聞やネットなど、さまざまなところで和田誠さんのイラストを目にしますが、村上作品を飾る絵は特にクールでかっこいい! アメリカ文学やジャズ、映画などおふたりは好きなものが共通しているとのこと。村上さんが翻訳された文学作品のほか、村上全集の絵やデザインも手がけられている和田さん。ジャズが流れる展示室で、村上ワールドを体感できます。

最後は大好きな安西さん

安西水丸さんは、村上さんがもっとも多く一緒に仕事をされたイラストレーター。2014年に安西さんが亡くなるまで、30年以上ものあいだコンビを組まれ、公私にわたり親しくされていたそうです。

ちひろ安西さん
安西水丸『象工場のハッピーエンド』1983年

私は、ほのぼのとした安西さんのイラストが大好きで、表紙に使われている本は “ジャケ買い” していました。

ちひろ仲良し風景

また、安西さんと和田さんは親交があり、2008年から毎年ふたりで個展を開かれていました。展示室の最後では、おふたりが一枚の紙に絵を描いた作品『仲良し』も見ることができます。

文章の神様!

ちひろ村上文1

本展では、すばらしいイラストとともに、村上さんの文章も展示されています。村上さんは私にとって文章の神様。透明感があって美しい文体に憧れ、小説やエッセイなどをノートに書き写して練習したこともありました。
ステキなイラストの原画と一緒に、村上さんの文章まで読めるなんて、なんと贅沢な展覧会でしょう! 一日中、この空間にいたくなります。

鼠のホットケーキ!

ちひろメニュー

夢中で展示を見ていたらお腹がすいてきたので、館内の『絵本カフェ』で一休み。展覧会限定メニュー<<ホットケーキのコカ・コーラがけ>>を注文してみました。

ちひろ鼠

これは、『風の歌を聴け』に出てくる “鼠” の好物。正しい食べ方は、ホットケーキの上にコーラを全部注ぎ込むのですが、実はコーラが苦手な私。ほんの少しだけ注いで食べてみました。コーラの風味が口いっぱいに広がり……微妙な感じ。でも、コーラが好きな方ならアリな味だと思います!

本好き女子にオススメ

ちひろアトリエ変更

こちらの美術館は、画家いわさきちひろの自宅跡に建てられた絵本美術館。復元されたアトリエや美しい庭もあり、絵本が好きな親子連れにも愛されています。

ちひろ中庭

館内はとても居心地がよく、本好き女子にはたまらない癒しの空間です。ぜひ一度、訪れてみては?

Information

会期:~ 8月7日(日)※休館日は月曜日(祝休日は開館、翌平日休館。8月1日(月)は開館)
時間:10:00 ~ 17:00 ※入館は閉館の30分前まで
会場:ちひろ美術館・東京
料金:大人 800円/高校生以下無料

※館内の撮影は、特別に許可を取っています。

http://www.chihiro.jp/tokyo/

この記事を書いた人

田代 わこ
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ライター&エディター。出版社勤務を経て、フリーランスのライター・エディターに。主にエンタメ系コンテンツ記事を執筆。趣味は美術鑑賞と絵を描くこと。ananwebでは「カメラマンが教える! いいね! がつくスマホの撮影テク」も連載中です!