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田代 わこ

【オトナな彼と♪】リアルすぎるネコに興奮!六本木で『宮川香山』展開催中

2016.3.11
六本木の東京ミッドタウン3階にあるサントリー美術館で、『没後100年 宮川香山』展が開催中です。欧米で高く評価された陶芸家、宮川香山の作品を紹介する本展は、美しい陶磁器がズラリ勢ぞろい。ちょっとシブめの展覧会、オトナな彼とのデートにいかが? 

六本木の東京ミッドタウン3階にあるサントリー美術館で、『没後100年 宮川香山』展が開催中です。欧米で高く評価された陶芸家、宮川香山の作品を紹介する本展は、美しい陶磁器がズラリ勢ぞろい。ちょっとシブめの展覧会、オトナな彼とのデートにいかが? 

超クリエイティブ!『没後100年 宮川香山』展

宮川入口サイズ

【女子的アートナビ】vol.11

『没後100年 宮川香山』展では、明治期に活躍した陶芸家、宮川香山(1842~1916)の代表作などを一挙に公開。貴重な初期作やクリエイティブな超絶技巧作品、さらには晩年の大作まで、まとめて見られるまたとないチャンスです。

ホントにすごい! 超絶技巧

日本の陶磁器界を代表する存在といわれる初代・宮川香山。輝かしい経歴はいろいろありますが、百聞は一見にしかず。まずは、代表作のひとつをご覧ください。

宮川kani (400x300)
高取釉高浮彫蟹花瓶 宮川香山作 大正5年(1916) 田邊哲人コレクション

信じられないほどリアルなカニが、花瓶にぴたりとはりついています。カニの足や爪先、甲羅の模様など、細部まで超写実的。
陶磁器は、窯(かま)で焼くときに形が崩れたり割れたりする危険があるので、装飾をつけないのが普通。でも、香山はそんな陶芸の常識を独自の技法で覆してしまいました。大胆すぎるデザインと超絶技巧は、今の時代に見ても圧倒されます。

リアルにゃんこ♡

宮川neko1 (400x300)
高浮彫牡丹ニ眠猫覚醒蓋付水指 宮川香山作 明治時代前期 田邊哲人コレクション

本展のイチオシは、リアルかわいいネコ作品。とにかくポーズがキュート♡ 背中を丸め、前足を耳の脇まで上げてこちらを見つめるにゃんこ。よく見ると、毛並みや肉球、歯や舌、さらには耳の血管まで驚くほどリアルに表現されています。

宮川neko2 (400x300)
高浮彫牡丹ニ眠猫覚醒蓋付水指(部分) 宮川香山作 明治時代前期 田邊哲人コレクション

ネコ好きにはたまらないこの作品、細部まで見たければルーペがあると便利です♪

欧米で大人気!

京都生まれの香山は、陶工の父親のもとで修業し1870年に横浜へ移住。国際貿易港として成長していた港町で輸出陶磁器の制作をはじめます。「眞葛焼(まくずやき)」として売り出された作品は「マクズウェア」と呼ばれ、海外で大ヒット。特に、陶器の表面にリアルな装飾物をつけた「高浮彫(たかうきぼり)」は高く評価され、イギリスの大英博物館をはじめ世界の名だたる博物館・美術館に作品が収められています。

宮川釉下彩

明治10年代半ばごろから、香山は高浮彫から釉下彩(ゆうかさい)へと作風を変え、磁器制作にも力を入れていきます。本展の後半では、淡くやさしい色合いがキレイな釉下彩の作品も楽しめます。

宮川ショップ

美しい陶磁器作品を見たあとは、ミュージアムショップへ。リアルにゃんこをモチーフにしたかわいいグッズがお出迎え♪

image2

また、併設のカフェ『不室屋』では、加賀麩を使ったヘルシーな食事やスイーツを楽しめます。しっぽりとしたお店の雰囲気はオトナデートにもぴったり。おひとりさまなら、カウンター席へ。香山展の図録も置いてあるので、余韻も一緒に味わえますよ。

Information

会期:~4月17日(日)※休館日は火曜日(4月12日は開館)※会期中、展示替を行う場合があります。
時間:10:00 ~ 18:00(金・土および3月20日(日)は20時まで開館) ※入館は閉館の30分前まで
会場:サントリー美術館
料金:一般 1,300円/大学・高校生 1,000円/中学生以下無料

※画像無断転載禁止

http://suntory.jp/SMA/

この記事を書いた人

田代 わこ
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ライター&エディター。出版社勤務を経て、フリーランスのライター・エディターに。主にエンタメ系コンテンツ記事を執筆。趣味は美術鑑賞と絵を描くこと。ananwebでは「カメラマンが教える! いいね! がつくスマホの撮影テク」も連載中です!