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櫻井 智絵

【展覧会と連動??】原田マハさんの最新刊『ロマンシエ』を、丸の内OLが読んでみた。

2016.1.27
丸の内に勤務する読書好きのOL・櫻井智絵が、自分が読んで「ああ、面白かった!」と思った本だけを紹介する連載【丸の内OLの給湯読書室】。第11回は、原田マハさん著『ロマンシエ』を読んでみました。この小説、連動して展覧会も開催中! 会場にも足を運んでみました♪

丸の内に勤務する読書好きのOL・櫻井智絵が、自分が読んで「ああ、面白かった!」と思った本だけを紹介する連載【丸の内OLの給湯読書室】。第11回は、原田マハさん著『ロマンシエ』を読んでみました。この小説、連動して展覧会も開催中! 会場にも足を運んでみました♪

【丸の内OLの給湯読書室】vol.11 櫻井智絵

私の好きな小説家さんの一人、原田マハさん。国内外で美術館のキュレーターを勤めた経験を活かし、アートを題材にした『楽園のカンヴァス』では第25回山本周五郎賞を受賞。本物の美術に触れてきた原田マハさんだからこそ描ける物語は、必読価値あり☆

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そして今回、本邦初! 小説と展覧会を連動させた「フィクション×リアル」の新感覚な作品が出版されたと聞きつけ、会場の東京ステーションギャラリーを訪れてみました。

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丸の内勤務の私も一度も足を踏み入れたことがない場所。

ほとんど美術館に足を運ばないのでちょっぴり不安でしたが……。最初に待ち受けていた作品を観た瞬間、小説の世界に引き込まれました。

リアル×フィクションのラブ・コメ小説『ロマンシエ』とは?

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物語の最後に用意された、ユニークな仕掛けにワクワク!

あらすじ……

超イケメンの主人公・道明寺美智之輔は、同じ美大に通う高瀬君に恋する乙女男子。けれども、政治家の父に男は男らしくと厳しく育てられたせいか、異性から101回も告白される人気っぷり。自身は高瀬君への一途な想いを伝えることができないまま、子どもの頃からの夢、アーティストを目指して芸術の都・パリに留学する。そこでかつてから愛読している、超人気ハードボイルド作家の羽生光晴と出会う。訳ありな彼女が住んでいた場所は、ピカソなどの有名アーティストの作品を生み出した、歴史あるリトグラフ工房[idem]。美智之輔は、リトグラフの奥深さに感動し、次第に制作に関わり始めるが……。

ちょっぴり変わった登場人物たちに圧倒されまくること間違いなしのラブコメ全開! 乙女男子の妄想パラダイス祭りです!

読み終えて……

今までの原田マハさんの作品と違い、個性豊かな登場人物のドタバタ劇が激しく、ハイレベルな乙女男子の妄想についていくのがやっとでした。(苦笑) 常に何かが起きるので飽きない内容でしたが、適度に休憩をはさみながら読むのをオススメします。この本の最大の楽しみ方は、話の続きを自分で体験しに行けるところです。展覧会では、本書にかかれたリトグラフの魅力を実際に感じ、作品一点一点を楽しむことができます。芸術センスがない私でも作品の前に立つと、不思議と気持ちが落ち着き、心地よい時間を過ごせました。主人公が手にした感動を、読書にも直接届ける本作品は、アートを愛し、小説を愛する原田マハさんの素敵なアイディアあってこそ。ぜひこの機会に、小説(フィクション)から展覧会(リアル)へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

最後に…

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今回、この本をきっかけに初めて東京ステーションギャラリーに行ってきました。

そこは東京駅丸の内駅舎内にあり、駅開設当時の赤煉瓦の壁をそのまま利用している貴重な場所です。

毎日眺めている東京駅でも、館内に入ると格調高い雰囲気に包まれていていつもとは違う東京駅に感動します。

展覧会は、アーティスト20名がIdemで制作すた約130点のリトグラフで構成されているそうです。リトグラフを知らない人でも「なるほどっ!」とわかる制作現場の映像が視聴できるブースがあったりと工夫がされていました。

今回の原田マハさんの企画のおかげで、自分が好きなことがさらに新しいアートの世界に飛び込むことができてとても嬉しかったです。

Information

展覧会
『君が叫んだ
その場所こそが
ほんとうの世界の
真ん中なのだ。』

羽生光晴/原田マハ
パリ・リトグラフ工房idemからー現代アーティスト20人の叫びと
~2016年2月7日(日)
10時~18時※金曜日は20時まで
東京ステーションギャラリー
※本の帯を持参すると、割引になります。

スクリーンショット 2016-01-25 14.56.09 『ロマンシエ』(小学館)¥1,620

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この記事を書いた人

櫻井 智絵
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1985年生・丸の内中堅OL。ほぼ毎日、読書時間。空き時間があればふら~り本屋さんに立ち寄り、リアルタイムに自分が求める一冊を物色します。仕事やプライベートを両立させてくれるものこそ、本!丸の内OL目線からイチオシな一冊を紹介していきます。