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志村 昌美

映画、ときどき私 Vol.16『きみといた2日間』主演女優に直撃。アメリカのネット恋活事情に迫る!

2015.12.21
「いよいよ、クリスマスも目前!」にも関わらず、予定はないし、そもそも相手がいない! 今回はそんなあなたにぜひオススメしたい、この冬一押しのラブストーリーをご紹介したいと思います。

「いよいよ、クリスマスも目前!」にも関わらず、予定はないし、そもそも相手がいない! 今回はそんなあなたにぜひオススメしたい、この冬一押しのラブストーリーをご紹介したいと思います。

いまどきの恋愛である“ネット恋活”を描いた『きみといた2日間』

婚約までした彼氏には突然フラれ、就職活動もうまくいかず、挙句の果てにはルームメイトから部屋を出て行って欲しいと言われた崖っぷち状態のメーガン。何のやる気も起きず、ふさぎ込みがちな日々を送っていたが、そんな状況を打開しようとある行動に出ることに……。

それは、ウェブサイト「ロマンス.com」に登録して、ネット恋活を開始!

メーガンは、そこですぐにアレックという青年と知り合い意気投合。いきなり彼の部屋を訪れることにしたメーガンは、そのままアレックと一夜を過ごしてしまう。

ところが、翌朝2人は些細なことから口ゲンカをしてしまい、気まずい空気のまま部屋をあとにするメーガン。勢いよくアパートから出て、自宅に戻ろうとしたが……。

なんと、街は大雪に襲われ、外に出られず閉じ込められてしまうことに!

仕方なく、もう1日一緒に過ごさなければならなくなったメーガンとアレック。今まで何の接点もなく、家の外に一歩出れば、また赤の他人となってしまう2人。そんなメーガンとアレックの間に、はたして本当の恋は生まれるのか……?

赤裸々に語られているベッド上でのリアルな男女の本音やなかなか癒えない心の傷に悩む主人公の姿に思わず誰もが共感してしまうラブストーリー。

ちなみに、「実際、アメリカでのネット恋活の現状やアメリカ人女子たちの恋愛事情などはどうなっているのだろうか? 」と気になっている人も多いかと思います。

そこで、主演女優アナリー・ティプトンに直撃インタビューを決行!

イタリアで次回作の撮影中という多忙なスケジュールの合間を縫って、インタビューに答えてくれたアナリー。若手女優として今後ますますの活躍が期待されている彼女に、まずは映画のことから聞いてみました!

今回の作品に出演した決め手は?

アナリー「まず脚本を読んでみて、女性が主役のコメディは少ないので、ぜひやりたいと思ったの。しかも、メーガンはすごくユニークなキャラクターだけど、自己嫌悪や皮肉っぽい部分もあり、自分と似ているところがあるのでとても共感したわ。

メーガンは賢いけど、ちょっとおかしくて、そういうパーフェクトではないところがすごくリアルだと感じたし、そのキャラがすごく気に入ってしまったのよ」

アレック役の“注目度No.1若手俳優”マイルズ・テラーと共演した感想は?

アナリー「マイルズは、とても素敵で優しい人なのよ。私は、彼の出演作である『ラビット・ホール』を観て以来、ぜひ彼と仕事してみたいとずっと思っていたの。でも、実際に彼と共演してみたら、すごく存在感のある人で圧倒されてしまったわ!

私は相手の流れに応えるタイプの俳優なので、相手とバトルはしないけれど、メーガンという役が負けないようにだけは心がけていたの。あとで気がついたのは、そのときふつふつと感じていたフラストレーションが、追い詰められた状況に置かれたメーガンのフラストレーションと上手く重なって、リアルに表現されていたなと感じたわ」

それでは、いよいよ恋愛に関することも聞いてみたいと思います!

ズバリお伺いしますが、ネット恋活を実際に試したことはありますか?

アナリー「いまは仕事柄できないけれど、実は19歳くらいのときに一人でLAに住んでいたときに試してみたことがあるの。ただ、会って話すよりも書くことが好きだということが、ある意味、私の欠点でもあるのかも。

というのも、相手がどんな人か考えたり、どんな返事が来るかなと待ったり、お互いにラブレターを書いたりしているような感覚はすごく楽しかったんだけど、実際にデートをしてみるとなぜかうまく行かなかったから。だから、私にはネットでの出会いは向いていないと感じてしまったわ!」

ちなみに、ある調査によると、最近のアメリカでは結婚した人の3分の1がネットで知り合っており、普通の出会いに比べて満足度が高く、離婚率も低いという統計が出ているようです。ネット恋活についてはどう思いますか?

アナリー「残念ながら私はもう試せないけれど、友達で結構うまくいっている人もいるみたい。時代が変わって、テクノロジーを使って人とやりとりすることが一般的になっているので、こういう出会いも一般化しているのかなとは感じているわ。でも、離婚率が低いというのは私も知らなかったので、すごく驚きね!」

男性に求めるものは何ですか?

女性は年齢や自分の状況によって、相手に求めるものも変わってくると思いますが、もしいまネットで相手を探すとしたら、男性のプロフィールの中でどこを一番重視しますか?

アナリー「ネット恋活を試していた19歳のときには、知的で活動的で冒険好きでおもしろい人が大事な要素だったわ。私は、苦悩するアーティスト系に惹かれてしまう傾向にあったので、『暗い部分=ミステリアス』と思っていたけれど、別に2人で一緒に地獄に落ちる必要はないのよね(笑)。

ハッピーな人でも充分に人生で色々な困難を経験していて、苦悩もあると思うので、いまでは明るくハッピーな人がいいなという結論に至ったわ。愛を理解し合えること、そして私が私自身でいられる人も大切よね。

実は、いま彼氏がいるので、普段はどんな男性がいいかなと考えなくなったし、彼とはお互いに人生の大変な部分も理解しているので、精神的な成熟が重要なんだなと感じるようになったわ」

なんとここで、1つだけ私の悩みも相談してみました!

私は失恋を引きずってしまうタイプなので、失恋からなかなか立ち直れないメーガンの気持ちが痛いほどわかるのですが、実際同じような女性も多いと思います。そんな女性たちに失恋から立ち直るオススメの方法があれば教えてください!

アナリー「ああ、大変よね……。私も大人になるにつれてようやく言えるようになったこともあるわ。まずは孤独と向き合うということ。だって、いままで大親友でもあった人がいなくなってしまうわけだから」

アナリー「特に私は内向的な性格だから、相手にも自分にも負担になるかもしれないけど、聞いてくれる人を探して、痛みとか心の内をさらけ出すことが一番いいと思うわ。そうしないと、自分の中に巣食ってしまって、自分がどんどんふさぎ込んでしまうでしょ? 

あとは、外に出すという意味では、何かを書いたり、物を作ったり、とにかく何かをして達成感を得るのがいいと思うわ。その中には、ランニングやワークアウトがいいという人もいるかもしれませんよね」

アナリーが語る“心に残る失恋経験”とは?

アナリー「実は、私にも心に残っている失恋があるわ。彼とはすごく愛し合っていたし、お互いを必要としていたんだけど、2人とも自由を求めているタイプだったので、うまくいかない関係だったの。嫌いになって別れたわけではなく、ずっと愛しているのに別れざるを得なかったというは、すごく辛い経験だったわ。

そのとき私は、世界を見る経験をしようと思って、アイスランドまで一人旅をしたの。だからといって、アイスランドまで行かなくてもいいんですよ(笑)。ビーチに行くのでもいいと思うし、おもしろい映画を観て笑うというのでもいいかもしれません。とにかく、何か自分で違うことをやってみるのが大切だと思うわ」

そして、最後にこれから映画を観る方に一言!

アナリー「ネットでの出会いは、今では“出会いの1つの方法”として確立されています。例えば、会社員なら会える人は限られていますが、ネットでは絶対に出会えない人と知り合うことできますよね。

この作品は、付き合う2人の正直な気持ちを描いた映画で、共感を持って観てもらえると思います。音楽もいいし、とてもハッピーになれて、映画を観たあとには、色々と語りたくなるはず。

この映画には訴えてくるものがあるし、いまどきのネット恋活事情をここまで描いた映画ってないですよね。女性の気持ちをとても反映したロマンティックな作品としてだけでなく、男性にも共感してもらえると思うわ!」

インタビューを終えてみて……。

実は、つい先日アメリカ人男性(自称46歳・米軍勤務)から「Facebookでプロフィール写真を見た」と言って、熱烈なメールと本人写真とバラの写真が突然送られてきて、「アメリカのネット恋活は盛んだな」とは思っていたところに、今回のインタビューの機会に恵まれ、アメリカのネット恋活からハリウッド女優の恋愛事情まで、とても興味深いお話を聞くことができました。

それにしても、なんとハリウッド女優でも過去にネット恋活を試したことがあるとはびっくり! それぐらい、もはやアメリカでは普通の出会いとして受け入れられているということなのかもしれませんね。

とても明るくて知的な印象を受けたアナリー。プライベートなことを気さくに話してくれたり、私の相談にまで親身になって答えてくれたりする人の良さに感激しっぱなしでした!

“ネット恋活”で運命の出逢いもあるかも!?

私は極度の人見知りであるため、これまではネット恋活に対して、「まったく知らない人といきなり会話するのは正直厳しい」と思っていました。でも、何の接点もない人と知り合えるというのは、ある意味では面白いのかもしれないし、どこに出会いが転がっているのかはわからないものだなと感じるようになった今日この頃。

もしかして、あなたの運命の人も世界中のどこかで、あなたを待っているかも!? この冬は思いきって、“恋の検索”をしてみては?

作品情報

『きみといた2日間』
公開表記:12月23日(祝・水)より、新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開
配給:ファインフィルムズ
(C)2013 APARTMENT TWO, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

http://www.finefilms.co.jp/kimi2/

この記事を書いた人

志村 昌美
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映画宣伝マンを経てライターに転向し、海外ニュースや映画紹介、インタビューなどを中心に執筆。この連載では、新作映画を紹介しつつ、自身の体験談と主観満載でお届けします。 また、イタリアとイギリスへの留学経験から、現在は日・英・伊・仏のマルチリンガル目指して猛勉強中! 日々試写で観る新作の感想など、随時つぶやいてます♪ https://twitter.com/masamino_19