【全米図書館員の支持率No.1】ガブリエル・ゼブィンさんの『書店主フィクリーのものがたり』を、丸の内OLが読んでみた。
2015.11.3
丸の内に勤務する読書好きのOL・櫻井智絵が、自分が読んで「ああ、面白かった!」と思った本だけを紹介する連載【丸の内OLの給湯読書室】。第6回は、「全国の書店員さんがオススメします!」と書かれた可愛いPOPを発見。ガブリエル・ゼブィンさんの『書店主フィクリーのものがたり』
【丸の内OLの給湯読書室】vol.6 櫻井智絵
仕事帰り、丸の内にある行きつけの本屋さんに立ち寄ると、「全国の書店員さんがオススメします!」と書かれた可愛いPOPを発見。
それに惹かれて早速購入してみました。
(本の選び方がわからない方は、本屋さんのPOPを参考にしてみるのもいいですよ♪)
“ニューヨーク・タイムズ”のベストセラーリストに4カ月にわたってランクイン
全米の図書館員が運営する“Library Reads”ベストブックに選ばれた感動のものがたり!
『書店主フィクリーのものがたり』とは?
あらすじは…
小さな島で唯一の書店を営むフィクリーが、突然店に捨てられていた幼児マヤを育て始める。捨て子の様子が気になる島の人たちが次々と店にやってきては本を買い、読み、語り合うようになる。そしてマヤの成長と共に、気難しいフィクリーの心も変わりはじめて…本が人と人をつなげていく優しい優しいものがたり。
読み終えて…
私は普段ほとんど海外小説を選びません。
実は買う前にページをペラペラめくったり、何度も何度も表紙を見て悩みました(笑)。
最初に感じた直感を信じて読んでみると、なんとなく過ごす毎日を一日一日大切に過ごしたいと思いました。
注目すべきは、フィクリーがマヤに伝える、自分以外の誰かの存在を、自分よりも大切なものと気づかせてくれる“大事なたったひとつの言葉”です。
最近、他人や自分に厳しくしちゃってるなぁと感じる方がいたらぜひフィクリーと一緒に優しさを見つけてみませんか。
最後に…
丸の内仲通りのベンチで本を読んでいると、パッとイルミネーションが点灯しました。
今年も残りわずかなんですね。
2015年を締めくくる本を何にしようか今から考えようと思います。