好きなこと、話そ!

志村 昌美

映画、ときどき私 Vol.5『マイ・インターン』が切り開く“働く女性の生きる道”!

2015.10.8
連載の5本目として選んだ作品は、仕事もプライベートも手に入れたい、働く女性必見の一本。今なお、多くの女性に人気の映画『プラダを着た悪魔』から9年、まるでその続編とも言われている作品とは……

連載の5本目として選んだ作品は、仕事もプライベートも手に入れたい、働く女性必見の一本。今なお、多くの女性に人気の映画『プラダを着た悪魔』から9年、まるでその続編とも言われている作品とは……

10月10日公開の映画『マイ・インターン』

アン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロの豪華共演が話題の本作。そんな2人の役どころとは?

若くしてNYのファッションサイトの社長として成功したジュールズ

オシャレなオフィスを自転車で移動するほどの分刻みのスケジュールをこなす、多忙な毎日。一方、プライベートではかわいい一人娘と自分を支えるために主夫となってくれたイクメンの夫に囲まれ、まさに公私ともに充実した生活。

そんなすべてを手に入れたジュールズは、まさに女性たちの憧れでもあった。

ところがある日、なんと70歳のベンが“新人”のインターンとして配属!

40歳も年上のベンに対し、はじめはイラつくジュールズだったが、ベンの人柄を知るうちに徐々に心を開き、人生経験豊富ゆえの的確なアドバイスに耳を傾けるようになる。そんなとき、仕事でも家庭でも最大の試練を迎えたジュールズ。

“人生の先輩”であるベンがくれた助言にジュールズが下した決断とは……?

そこで今回は、「自分がインターンをしたときの話をします!」

と言いたかったのですが、人生を振り返ってみて、インターンどころか学生時代に就活すら経験したことがないことに改めて気がついてしまいました。

ということで気を取り直して、社会人になってから、仕事や人との付き合いにおいて、大事にしている言葉をご紹介したいと思います。ベンの助言がジュールズを支えたように、ときに人生や仕事の先輩がくれる言葉が自分にとって大切な一言になったりするものです。

「信頼を築くのは時間がかかるけど、失うのは一瞬!」

まず1つ目は、映画宣伝マン時代に上司からもらったこの言葉。仕事だけでなく、人との付き合いにおいても、今でも掲げている一言です。

実際、私は仕事上でそのことを痛感する出来事もありました。あまりの忙しさに目の前にある業務をこなすことだけに気を取られ、人とのコミュニケーションを怠った結果、それまでの付き合いが突然切れてしまったのです。頭ではわかっていても、経験してみて初めて、この言葉が身に染みた瞬間でした。

はじめはジュールズにウザがられていたベンも、時間をかけて誠実な人柄を理解してもらったからこそジュールズからの信頼を得ることができ、年齢や性別を超えた親友になっていくように、人と信頼関係を築くには、誠意を持って相手に接することが一番の近道なのかもしれません。

シンプルなアドバイスこそ目からウロコ!

そしてもう1つは、私に初めてライターの仕事をくれた方のアドバイスです。実はその方が声をかけてくれるまで、ライターという仕事をやってみようと考えたこともなかった私。当初はどうやって書いたらいいのかわからずに悩んでいました。

そして、手探り状態でただただ原稿を書いていたとき、「その記事を誰に読んで欲しいかを具体的に1人思い浮かべながら書いてみるといいですよ」とコツを教えてくれたのです。それは一見シンプルなアドバイスのようで、私にとっては目からウロコでした。

なぜなら、原稿を書くことだけにとらわれすぎていた私に、自分の書いた記事に読み手がいるのを忘れていることに気がつかせてくれたからです。経験者からのさりげない一言によって、目の前の霧が晴れることもあるのだと感じた瞬間でした。

常に相手への思いやりを忘れない!

どんなことでも自分が何かを発信するときは、必ず受け手がいて、その人のためにがんばろうって思えることってありませんか? たとえば、自分が食べるためだけだったら、残り物でもインスタント食品でもいいけど、好きな人に作るご飯なら面倒な下ごしらえも喜んでするし、おいしくできているか何度も何度も味見しちゃったりしますよね? それは、そこに相手への思いやりがあるからこそ。

同じように、ジュールズもファッションサイトの社長として、お客さんに喜んで欲しいというその一心で手を抜かずに取り組む姿は、常に相手の立場に立っているという証拠。それは、人の上に立つ人間としても、人としても魅力的なところ。そんなジュールズだからこそ、40歳も年下でも、ベンが彼女のために全力を尽くしたいと思うのもうなずけます。

悩んでいるとき、たまには周りに甘えることも必要!

あなたもまわりを見渡してみれば、家族や職場などに人生の先輩はたくさんいるはず。最終的な決断は自分がするものの、先輩たちの助言で心が軽くなることもあります。

仕事でも家庭でも恋愛でも、悩みのない人なんていないはず。だからこそ、自分で全部抱え込む必要はないのです。つらいとき、まわりに助けを求めることは恥ずかしいことではありません。それよりも、自分のしたいことを犠牲にしたり、自分を押し殺したりしまう方がもっとナンセンス。

自分らしく生きることこそ、人生のキャリアアップ!

仕事にもプライベートにも全力で走る女性の背中を押してくれる映画『マイ・インターン』。これを観れば、「何かを得るために何かを諦めなくてもいいんだ!」と元気をもらえるはず。

70歳のベンから見れば、まだまだ私たちは“人生のインターン期間中”。今後、人生のキャリアアップを目指すためにも、何もかも一人でがんばりすぎないで、ときには肩の力を抜いて、“自分らしく生きること”を忘れずに!

作品情報

『マイ・インターン』
公開表記:10月10日(土)、全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2015 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.
AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED
http://wwws.warnerbros.co.jp/myintern//

この記事を書いた人

志村 昌美
記事数:149 Posts

映画宣伝マンを経てライターに転向し、海外ニュースや映画紹介、インタビューなどを中心に執筆。この連載では、新作映画を紹介しつつ、自身の体験談と主観満載でお届けします。
また、イタリアとイギリスへの留学経験から、現在は日・英・伊・仏のマルチリンガル目指して猛勉強中!
日々試写で観る新作の感想など、随時つぶやいてます♪
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