ウソーッ! パサ髪にはオイルだけじゃ非モテヘアのまま!? 正しいケアは…?|STOP間違い美容 #10
ハリやコシには「加水分解ケラチン」入りを!
髪の構造は、よく聞くキューティクルと、みなさまがあまりなじみのないコルテックス、そしてメデュラという3つにわかれています。そして、その構造を構成しているのが、「ケラチン(たんぱく質)」といわれる成分。そのためこのケラチン(たんぱく質)を髪に与えれば、髪の内側を補強しハリコシを与えるのにひと役買ってくれます。
市販のヘアケア製品では、成分表に「加水分解ケラチン」と書かれているので、購入するときにぜひチェックしてみてくださいね。
うるおいキープには「セラミド」!
セラミドといえば肌だけのものと思いがちですが、髪にもセラミドは必須! なぜなら、セラミドは、キューティクルをつなぎとめている成分だから。キューティクルがしっかりしていると、髪内部の水分やケラチン(たんぱく質)が蒸発するのを防いでくれるので、髪にツヤが欲しいならマストな成分のひとつです。
ぜひ、セラミドは肌だけでなく髪にも欠かせない成分だと理解し、ヘアケア製品を購入する際にチェックしてみてくださいね。
オイルで内部の水分やたんぱく質にフタをする!
ヘアケアといえば、オイル! これはすでに取り入れている方も多いと思うので、ここでぜひ一度おさらいを!オイルはパサついた髪をしっとりまとめて栄養成分を閉じ込める役割を持っています。また熱のダメージから髪を守ってくれる働きもあるので、パサついた髪の対策だけでなくドライヤーやコテを使う前になじませるという使い方もおすすめ。
オイルには椿油やホホバオイル、アルガンオイルなどいろいろあるので好きなものを選んでみてくださいね。
ちなみに、悪者になりがちなシリコンは使ってもいいの?
シリコンと聞いて、まだまだ毛穴に詰まるなんて悪者にしてしまう方もいるのではないでしょうか。最近の研究では、シリコンの粒子はきちんとシャワーによって洗い流されてしまうことがわかっているので、毛穴につまるということはありません。
むしろシリコンは、毛髪に膜をはって手触りをよくしてくれるので、髪同士の摩擦を減らす効果があります。イメージとしては疑似キューティクルですね。「髪が広がってどうしようもない」、「パサつきがとってもひどい!」なんて時には、シリコン入りのヘアケア製品を使ってケアするのもひとつの方法ですよ。
いかがでしたか? 古代から女性たちは長い髪を優雅に垂らし、色香を放っていました。anan読者のみなさまも肌のスキンケアだけでなく、髪にも悩みに合ったヘアケア製品を選んで美髪を目指しましょう。