好きなこと、話そ!

志村 昌美

究極の選択!? 外見vs内面、選ぶならどっち? 悩める女子必見の映画はコレ!

2017.6.14
6月といえば、ジューンブライドの季節。それだけに、「私の運命の人はどこかな?」なんて思いがちですが、いつの時代も恋愛に悩みはつきもの。そこで、そんなときにこそオススメしたい話題作をご紹介します。その映画とは……。

6月といえば、ジューンブライドの季節。それだけに、「私の運命の人はどこかな?」なんて思いがちですが、いつの時代も恋愛に悩みはつきもの。そこで、そんなときにこそオススメしたい話題作をご紹介します。その映画とは……。

フランスから届いた注目のラブストーリー『おとなの恋の測り方』!

【映画、ときどき私】 vol. 95

敏腕弁護士として働くキャリアウーマンのディアーヌ。3年前に離婚した女たらしの元夫とは、いまだにビジネスパートナーとして毎日顔を合わせなくてはならず、ケンカばかりの日々。そんなイライラが募るディアーヌのもとに、突然ある電話がかかってくることに。

電話の主は、レストランに忘れた携帯を拾ってくれたアレクサンドル!

ユーモアのある彼の口調にときめきを感じたディアーヌは、翌日会う約束をするのだった。期待を胸に待ち合わせ場所に行くと、そこである驚きの事実を知ることに。それは……。

目の前に現れたのは、自分よりもかなり背の低い男性!

当てが外れてがっかりするも、アレクサンドルのペースに巻き込まれ、いつのまにか魅了されてしまうディアーヌ。建築家として才能に溢れているだけでなく、リッチで知的な彼は、いままでに経験したことのない世界を見せてくれる人だったのだ。

ステキなデートを重ねるうちに、徐々に惹かれあうが、身長差が2人の間に大きく立ちはだかることに。はたして、この恋が迎える運命とは……?

「自分にとってすべてが理想通り!」と思えるような男性に出会えれば、何の問題もないのですが、完璧な人間なんてそういないというのは、アラサー女子なら痛感している人も多いはず。だからこそ、おそらく誰もが一度は経験したことがあるのが、“外見と中身どっちを取るか問題”。

今回、アレクサンドルを演じているのは、『アーティスト』でフランス人俳優として初めてアカデミー賞に輝いたジャン・デュジャルダン。彼の大ファンである私ですら、ディアーヌと同じ状況ならかなり悩んでしまうはず。

とはいえ背が低い以外は、ハンサムで、仕事はデキて、お金持ちで、知的で、おもしろくて、優しくて、心も広いアレクサンドル。ここまでくると、身長なんて気にならないほど完璧にすら思えてくるものの、そこで揺れてしまうのが女心ですよね? ということで、ある方に悩める女子のためのアドバイスをもらってきました! それは……。

本作を手掛けたローラン・ティラール監督!

なんと、ananweb読者のために、特別にフランスからメッセージを届けてくれました! まず、本作で考えさせられるのは、相手の欠点を気にしているのは自分のためか、それとも周りのためか、ということ。特に、日本は他人からの目を気にする社会だからこそ、内面よりも外見や地位にこだわりがちであり、ディアーヌに共感する女子も続出するはず。

では、自分の気持ちに素直になるために必要なことは何ですか?

監督 まさにこの映画が語っていることなんだけど、それはフランスでも同じことなんだ! フランス人は他人の目をあまり気にしていないというふうに思われがちだけれども、実際はそんなことはなくて、やはり社会の中で人との違いというのを意識することはあるんだよ。

だからディアーヌのような女性も自由にキャリアを全うして生きているように見えるけれども、やっぱり人との違いに怖がってしまうことがある。じゃあ、それを乗り越えるためにはどうしたらいいかということについては「勇気」や「努力」が必要だし、本当の気持ちというものに怖がらないで、自分の気持ちに率直になるということが大事なんだよ。

フランス人でも同じ悩みを抱えていると思うと、どこかホッとしますが、やはり勇気と努力なしに本当に幸せはつかめないものなのかもしれません。とはいえ、人生には山あり谷ありで、困難な状況に陥ることもしばしば。実は監督は数年前に命に関わるような大きな病気を経験したことで、人生観が変わったのだという。

では、困難を乗り越えるための方法を教えてください!

監督 実は、私たちの敵というのは“恐怖”なんだと思う。だから、それぞれの人間が、自分の抱えている恐怖というものを乗り越えていく方法を見つけなければいけないんだ。僕の場合、病気をしたことで恐怖を乗り越えなければいけなかったし、恐怖を拒絶するという気持ちになれたから、今では困難な状況でも、「あのとき乗り越えたんだから」と自分の気持ちを奮い立たせて、乗り越えることができるんだ。

そして、大事なのは、自分の奥深くにある直感に耳を傾けること。頭で考えると、どんどん悪循環に陥って、恐怖が大きくなっていくんだけど、頭で考えることは置いておいて、自分は本当に何がしたいのかということを直感で感じることによって、恐怖を乗り越えられると思うんだ! 

自分の本心に従うことで何かを失ったり、誰か傷つけたりするかもしれないと恐怖を感じることはあるけれど、それとどう向き合うかというのも、人生においては課題のひとつ。

そうやって、いろんなことを克服して成長していけば、きっと運命の人とも出会えるはずと信じてはいるものの、「なかなか真実の愛が見つけられない」と嘆いている女子が多いのも現実。

最後に悩める女子たちにアドバイスをお願いします!

監督 まずどんなことが起こっても絶望しないということが大事。明日になればまた状況が変わるかもしれないからね。そのときはすごく落ち込むかもしれないけど、これでおしまいだと思わないで、“待てば海路の日和あり”じゃないけれども、ちょっと待ってみるということも大切だと思うんだ。

自分に正直になれば答えは見えてくる!

さすがにいろんな経験をしてきた監督だけに、心にしみる言葉の数々ですが、そんな思いが詰まった本作に、誰もが背中を押されること間違いなし! きっと、自分にとって本当に大事なものや幸せとは何かを感じさせてくれるはずです。

そして、劇場を出たときにもう一度自分に問いかけてみてください。外見と内面、好きになるのはどっち? 

幸せを探したくなる予告編はこちら!

作品情報

『おとなの恋の測り方』
6月17日(土)より、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
配給:松竹
©2016-VVZ PRODUCTION-GAUMONT-M6 FILMS

http://otonanokoi.jp/

この記事を書いた人

志村 昌美
記事数:120 Posts

映画宣伝マンを経てライターに転向し、海外ニュースや映画紹介、インタビューなどを中心に執筆。この連載では、新作映画を紹介しつつ、自身の体験談と主観満載でお届けします。 また、イタリアとイギリスへの留学経験から、現在は日・英・伊・仏のマルチリンガル目指して猛勉強中! 日々試写で観る新作の感想など、随時つぶやいてます♪ https://twitter.com/masamino_19