【貯金1000万円も夢じゃない!】独身女子の「無駄遣い防止」リスト

文・拝野洋子 — 2017.3.11
平成27年国勢調査によると、65歳から69歳の女性の生涯未婚率は5.1%。20人に1人が60代まで結婚経験がない計算になります。つまり“クラスの女子のうち1人”は独身ということ。決して他人ごとではありませんよね。 人生山あり谷あり。リストラにあったり、天災などで財産を失ったりする可能性もあります。そんなときに頼りになるのはやっぱり貯金。まずは100万、そして夢の? 1,000万円貯金を実現させましょう。

■女性の一人暮らし、生活費(消費支出)内訳は?

総務省の「平成26年全国消費実態調査」によると単身世帯の女性の、消費支出平均は月16万7,163円。

支出の多い項目は、食費約3万5,000(うち外食は6,541)円、住宅費約2万円、交通・通信費約1万9,000円、教養娯楽費も約1万9,000円、一番多いのは、その他の支出3万8,000(うち交際費1万9,000)円です。

年代別の消費支出を見ると、70歳以降の月消費支出は約15万円になっています。

■収入と消費支出の差額を貯金?

同調査によると、女性勤労者(会社員)の平均手取りは20万8,996円。厚生労働省の調べによると、27年8月時点での年金平均月額は約14万円とのこと。

20歳から60歳まで手取り20万9,000円で働き、65歳から14万円の年金を受け取るとしましょう。

60歳までの手取りと支出の差額は毎月4万1,833円、毎年50万1,996円、貯蓄に充てると60歳までなら2,000万円超え!なんと、40歳で1,000万円に到達してしまうのです!

「な~~んだ、私会社員だし平均的な使い方だし、1,000万円なんて簡単じゃない?」と安心することなかれ!

「月々、残った分を貯金に回せばいいや」なんていう意識では、貯金はできません。現に、同調査によると40歳未満の女性単身世帯の、平均貯蓄残高は264万円なのです。

まずは消費支出の“平均”と“自分のお金の使い方”を比べてみましょう。

■費目別、節約方法を考える!

1.住宅費
月2万円というのは、1人暮らしの場合と実家ぐらしの場合どちらも合わせた平均額。

特に1人暮らしの方、家賃と2万円を比べてみてください。家賃8万円なら他の費目で平均的なお金の使い方をしていても、そうそうお金は貯まらず、逆に貯金を切り崩す羽目に!

1部屋の家賃は、全国平均約5万円。1番高い東京だと約6万7,000円、1番安い群馬でも約3万8,000円です。

1人暮らしの方は、通勤に差し障りのない範囲で、近隣の家賃の安いところへ引っ越すことを検討してみてはいかがでしょうか? 例えば都内から埼玉、千葉、神奈川にするだけでも1、2万円違います。

もし、実家や親族宅から通勤できるなら、その方がず~っと経済的にはお得です。
ただし、1人暮らしであればかかるであろう家賃の半額は家に入れる、家事の手伝いを積極的にするなど、円満に過ごす努力は忘れないようにしましょう。

2.通信費
40代未満の単身世帯の平均携帯通信料は約7,500円。毎月のスマホ代、高いですよね……。

そんなお悩みを抱えている方は、格安スマホにしてみてはいかがでしょうか?

もし、動画を沢山観たいのであれば、通信料無制限のポケットWifiを携帯するのがお勧め。また、なかなか想像できないかもしれませんが、スマホからガラケーに変えると月々3,000~4,000円節約が可能です。

3.交通費
働く形態が“派遣”の場合、交通費が出ないこともありますね。

通勤費は非課税ですが、給与明細からは通勤費を含む給与で所得税が差し引かれています。確定申告では通勤費を申告し、引かれた所得税を返してもらいましょうね。

4.教養娯楽費
月約1万9,000円が平均です。20代の方々は、インターネットで教養娯楽費を使う比率が高いです。

月々の使用限度額を決めておくなどし、ネットでの“ついつい買い”を防止しましょう。

5.交際費 
月約1万9,000円が平均です。

お付き合いの範囲を絞り、親しい人は家に招き、食事はスーパーのお惣菜などで済ますようにすると、だいぶ節約できますよ。

連絡を取る際には、LINEやメール、FB等を使い、電話は控えるようにしましょう。肉声を聞きたい場合、Skypeなら無料でビデオ通話も可能です。

会わずに用が済むのであれば、出掛ける頻度を少なくすることも検討しましょう。出掛ける場合は、極力近場へ。

■貯金の仕方にも工夫を!

一番オススメの貯金方法は、給与天引きの“財形貯蓄”です。

特に財形年金、財形住宅なら利息が非課税ですので、是非利用しましょう。収入の10%から20%を、最初から貯金に回してしまうことをオススメします。

21年全国消費実態調査と比較し、35歳以下の若年層女性の消費は約2万円減少しており、“節約志向”が強まっているようです。

日々の無駄遣いを見直せば、貯金1,000万円も夢ではありませんよ。


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