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アスペルガー症候群への偏見と戦い〜ギフテッドと呼ばれる人たち〜

文・七海 — 2017.1.25
特に努力をしなくても好成績を出してしまうギフテッド。アスペルガー症候群、学習障害から発展した私なりの考え方です。妬まれやすい特徴ですが、そういった個性の人もいるのだと尊重してください。

学生時代、偏差値という分かりやすい数値があった。その偏差値から発達障害が見えてくることがあります

モヤモヤした学生時代。

ギフテッドという言葉をご存知でしょうか。私はアスペルガー症候群と学習障害を併発していますが、ある分野で突出した能力が存在するのも事実。ギフテッドと言われる部類でなくても、アスペルガー症候群・学習障害の人は興味と成績がデコボコである場合が多いのです。

大学受験を経験したことがある方は、偏差値を目にする機会も多かったのではないでしょうか。私はアスペルガー症候群であり、学習障害も併発しています。アスペルガー症候群の人は、興味のある分野に秀でていることがとても多い。しかし、苦手な分野はとことん苦手なのです。学習障害は、このデコボコがさらに大きいことがあります。偏差値からでも、発達障害が見えてくることがあるのです。

私は地元でも有名な高校に進学しました。大学も、有名な国立大学です。大学受験をするにあたって、模試のたびに偏差値が出るようになりました。否が応でも、偏差値を意識せざるを得ない状況になりますよね。私の場合、ある科目では偏差値76でしたが、ある科目では偏差値27でした。この偏差値が共存する人間がいるという時点で、少し違和感を覚えませんか? この違和感も、学習障害というものに当てはめるとストンと腑に落ちるのです。

ギフテッドと呼ばれる人たちの特徴と苦しみ

“勉強ができる”=”悪”。

ギフテッドと言ってもさまざまな特徴がありますが、私の場合苦手分野を除いて、大して勉強するでもなく比較的良い成績を修めていました。ただし、学校の授業は大嫌いでいつも寝てばかり。授業が大嫌いなので、塾にももちろん行きませんでした。また、暗記が得意で、いわゆるフォトリーディングをすることが可能です。教科書全体を ”絵” として記憶し、テストで ”絵” を思い浮かべてそれを読めば解くことができたのです。

勉強をしないので、好成績な模試結果などを見られるのは非常に嫌でした。小学生時代から、妬まれる対象になる経験をしてきたのでそれを避けていたのです。しかし、その成績が知られる機会って意外とあるものです。模試結果を発表されたり、校内に成績を張り出されたり―。私はそれがとても苦手でした。小中高大、とその方法に苦しまされてきました。

授業を聞いていないのに、塾に行っていないのに成績は校内トップ。コンプレックスがある方にとっては嫌みに聞こえるだろうと思います。それは経験上よく感じてきました。そのことによって陰口が耳に入ることもありました。私の中で、”勉強ができること” は ”悪” だと思ってしまうようになったのです。

学歴社会が重視される傾向にある、と感じたのは就職活動のときです。そのとき初めて、この大学に行って良かったな、と思えました。

社会人になっても苦しみました。どこかが飛び出ていても、それは特徴・個性です

これは個性だと認識したい。

社会人になってもよく好成績を修めることがあり、表彰されることもしばしば。それは私の得意とする部分が仕事内容に合っていたからだと思います。それで陰湿ないじめを受けるということもありました。しかし、こうした飛び出ている部分があるというのも私の特徴であり個性である、と今は受け入れています。併せて苦手な部分は全くできない、という点も。

私は社会人になってアスペルガー診断が下りましたが、得意分野を仕事にしていたため上司に言っても信じてもらえないということがよくありました。私の特性を周囲に理解してもらったうえで仕事をしたい、という思いでしたが、それも難しいのが現実だったのです。デコボコが大きいアスペルガー症候群や学習障害の方は、こうした悩みを持っている方も多いかと思います。私以上に秀でた能力を持ったギフテッドの方もたくさんいると思います。そうした人たちも、恐らくとても悩んでいるのではないかと思います。

それは自分の個性だと受け入れて、より幸せな人生を送ってほしいと願う毎日です。周囲の方も、秀でた部分を妬むのではなく尊重する、という考え方にシフトしてもらえると嬉しいです。