浮気されたら…二度と悪事をさせないための効果抜群な方法

文・沙木貴咲 — 2020.3.5
彼氏に浮気をやめてもらうために一番大事なことは、「怒らない」。そして、ギャン泣きしないこと。浮気常習者の彼でも、罪の意識を抱いて、猛省する効果的な方法があるんです!

怒られても、実はあまりピンとこない男たち

こんにちは。恋愛メンタルアドバイザーの沙木貴咲です。彼氏が浮気していると知ったら、怒りや悔しさや悲しみがガーッ!とこみ上げてきますよね。けれど、そのすべてをぶつけても、彼は浮気をやめてくれないかもしれません。前科がある男性は特に、言い方を工夫したほうが良さそうです。男性だって、彼女がいるのに別の女性とエッチしたりするのはダメだと、ちゃんとわかっています。『ついうっかり浮気』がバレて、猛省する男性ももちろんいるでしょう。

けれど男性のなかには、「浮気はあくまで浮気。本気で彼女以外の人を好きになることはないんだから、いちいち騒ぐな」とか、「頭では理解していても、どうにも我慢できない時はある。しょうがないだろ」など、開き直ってしまう人もいます。過去に前科があったり、常習犯だったりすると、彼女が泣いて激怒する様子を見て面倒だと感じるかもしれません。

……そんな男性と付き合うのもいかがなものかと思いますが、モテ男とはルックスが良く、仕事もできて性格も良い場合が多いので……浮気されてムカついても、嫌いになるのはなかなか難しいはず。浮気の罪深さを本当に知ってもらうような言い方を、工夫する必要があります。

「悲しい」をアピール

心理学的には、「浮気されて、私はこんなに悲しい」というアピールをするのが最も効果的です。怒り、悔しさ、悲しみ……さまざまな感情が湧き上がるでしょうが、悲しみだけをピックアップしてしんみり伝えるんです。

この時、彼を責めるようなことは言わず、「私はあなたを信じていた。だからこそ、裏切られたことが悲しい」とシンプルに伝えましょう。泣くにしても、ギャン泣きするのではなく、頬を涙が伝う程度に抑えるのがベスト。話ができないほど号泣すると、男性はやっぱり持て余してしまいますので。あるいは、心の中は怒りでいっぱいで、泣く気にもならないという人は、泣く必要はありません。怒りは抑えて、淡々と悲しみだけを伝えましょう。

怒ってもウンザリされるだけ

女性は、彼氏の浮気を知ると、激怒して「すぐに別れて」「二度と浮気しないで」と言うものです。けれど、男性は怒られて指示されてもウンザリするだけ。浮気して悪いのはもちろん男性なんですが、一方的に見下され、子どものように叱られると反省する気が失せてしまうんです。

それに、夫婦という絶対的な関係とは違って、恋人同士は恋愛感情だけで繋がる儚い関係。浮気がバレたことで彼女が高圧的になり、それに嫌気がさした彼氏が別れを切り出すパターンも少なくありません。……浮気するほどの男性ですから、彼女と別れても次の恋はそれほど苦労しないで見つけられるはず。そのあたりを汲んで、賢く浮気防止をしましょう。怒って指図するのは、実はもっとも効果の低い方法なんです。

「しないで」と言って素直に従う男はいない

未遂でも浮気の前科がある男性は、もはや “そういう生き物” なので……「しないで」とお願いしたところで、素直に従うわけがないと思ってください。「浮気しないで」と禁止を指図するよりは、彼が浮気したら自分がどんなに悲しい気分になるかを伝えて、「だから、私が悲しむようなことはしないで」という本音を汲んでもらったほうが良いでしょう。

男性からすれば、彼女から怒られる浮気より、彼女が悲しむ浮気をする方に罪悪感を覚えます。

思春期の十代男子には、夜中に遊び歩いて母親から頭ごなしに叱られるより、憔悴しきった顔で心配されたほうが応えるじゃないですか。それに近いかもしれません。
男性は、本当に大切にしている女性を悲しませることにショックを覚えるものです。浮気の反省と防止には、しんみりと悲しさアピールをするのが効くはずです!


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※2018年3月14日作成