カラダの相性と性格どっち?…女が後悔した究極の選択

文・塚田牧夫 — 2020.4.24
人生にはいくつかの分岐点が存在します。どちらかの道を選ばなければいけないときがある。そしてのちに、「あのときあっちの道を選んでおけば……」と後悔することも。こと恋愛においても、それは同じ。“後悔している二者択一を間違えた恋愛”について女性に話を聞いたので、参考にしてどうぞ失敗のないように……。

“夢を追う者”か“夢を捨てた者”か

「私は以前、劇団に所属していたこともあり、芸術関係の知り合いが多いんです。あるとき、その関係の方たち二人から、同時期に告白されたことがありました。

でも、状況は対照的。ひとりは、ひたむきに夢を追い続けようとしている人。もうひとりは、夢を諦めて就職しようとしている人でした。どちらを選ぶべきか……。

正直、二人とも嫌いではないし、同じくらい好き。でも、私もいい歳。将来を考えたときに、安定していたほうがいい……と思ったんです。そこで私は後者を選びました。

それから二年。前者の彼は地道に活動を続け、演出家としても活躍するようになりました。私が選んだ彼は、結局夢が捨てきれず、私に隠れて劇団に入り、会社を辞めてアルバイト生活に戻りました。

そのときの状況だけで決めた私は浅はかでした。もっと深い部分で判断すべきだったと後悔しています……」チエリ(仮名)/31歳

“記念日を祝う派”か“祝わない派”か

「私には付き合っている彼がいたんですが、それを知った上で好意を持ってくれる職場の同僚がいました。

その人はすごくサプライズ好きで、誕生日に花束をくれたり、クリスマスに夜景の見えるオシャレなレストランを予約してくれたり、すごく記念日を大事にするタイプでした。

私は絶対にその人と一緒にいたほうが、将来幸せになれると思ったんです。そこで、彼と別れることを決意し、新たな恋に踏み出しました。

でも、サプライズってどうしても慣れてくるんです。リアクションも薄くなってしまう。すると、相手がすごく不機嫌になるんです。

それに私に対しても、見合ったものを要求してくるようになりました。モラハラの要素のある人だったのかもしれません。だんだんと荷が重くなり、精神的に耐えられなくなって別れました」リナ(仮名)/29歳

“性格の相性”か“体の相性”か

「付き合って一年半になる彼がいました。でも、あるとき私はほかの男性と関係を持ってしまい、セフレのような状態になってしまったんです。

そうなった要因は、カラダの相性がすごく良かったからなんです。彼がエッチに対して不慣れで淡白なのに対し、セフレはエッチも上手いし情熱的。

仕事をバリバリこなしたいタイプの私は、癒してくれる彼の存在も大事だし、性欲を満たしてくれるセフレの存在も必要だったんです。

でもやっぱり、長くは続きません。選択のときが訪れました。そうなると、選ぶのは性格の相性じゃないですか? セフレには泣く泣く別れを告げました。

ところがです。彼とのエッチのとき、最後に失敗し、おそらくそれが原因で妊娠しました。

キャリアアップを図るために必死で働いていたのに、一線を退かざるを得なくなりました。キャリアを最優先に考えてきた私は、セフレを選んでいれば、こんなことにはならなかったのかな……と考えてしまうことはあります」ユウ(仮名)/30歳

“女子が後悔している二者択一を間違えた恋愛”をご紹介しました。

どの道に進んだとしても、後悔することはあるでしょう。いや、しないことなんてないのかも……。でも、「あのときの判断は間違っていない」と思えるように、分岐点ではじっくり考え、覚悟を持って進んでいけるといいですね。

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※2018年3月6日作成