【13日の金曜日…】世界的に呪われた「恐怖の日」の秘密

文・脇田尚揮 — 2017.10.13
とあるホラー映画の影響で、広く認知された「13日の金曜日」とのフレーズ。何となく不吉なイメージはありますが、西洋の概念なだけに、私たち日本人にはいまひとつピンとこないところがありますよね。そこで今回は占い師の脇田尚揮さんに、意味を知ると怖い「13日の金曜日」の由来をご紹介いただきます。

■イエス・キリストの最後の晩餐にいた人数は13人

これは比較的よく知られている話ですね。美術作品としても有名な『最後の晩餐』。

この絵に描かれている人の数は、裏切り者のユダを含めちょうど13人。

“キリストの死”を連想させるため、キリスト教圏では“13”という数字は不吉とされているのです。

■絞首刑用「死刑執行台」の階段は13段という俗説

欧米で死刑執行に用いられる、絞首刑の階段は13段だと言われています。

しかしこれは俗説で、実際には15段前後としか決まっていないそうです。だいたい二階建てのマンションくらいの高さに設定されているのだとか。

人の死を連想させる数字ということで“13段”という噂が流れたのでしょう。日本では、“4”や“9”が不吉な数字に当たりますよね。

■13日の金曜日にまつわる最古の資料「ファウラーの13の会」

1880年代、ウィリアム・ファウラーという人物がこの不吉な「13日の金曜日」に何の根拠もないことを明らかにするべく、あるクラブを催していたそうです。

13人集まって、13日の金曜日に食事をして、しかも13号室のテーブルに座るというもの。おまけに、イギリスで不吉とされている慣習をふんだんに取り入れるという、恐れを知らぬ会合だったそうです。

これが「13日の金曜日」というものを広めるきっかけになったのだとか。

■13日の金曜日は「事件・事故」が多い

これは、とても恐ろしい事実ですが……、実際に「13日の金曜日」には事件や事故が多く発生しているのです。

飛行機の墜落事故に始まり、船の座礁事故、テロやコンピューターウイルスの拡散まで、あらゆる悪い出来事が起こっています。

これは、人間が無意識に“13”という数字のネガティブなイメージに支配されている、もしくは、意図的に“不幸な出来事”を起こしている可能性が高いと言えます。人の“畏れ”や“悪意”が引き起こす悲劇なのです。

様々なことが重なって誕生した、「13日の金曜日」という概念。

これは私見ですが、多くの人のネガティブなイメージが集積し“マイナスプラシーボ効果”となっているのかもしれません。まるで呪いのように……。

今月10月13日も金曜日です。果たして何が起きるのでしょうか……。それはこの日が終わるまで、誰にも分かりません。


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