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予定通りいかないとパニック…? アスペルガー症候群の悩み

文・七海 — 2017.4.15
私はアスペルガー症候群。アスペルガー症候群には、さまざまな特徴があります。そのうちのひとつ、”こだわり”。日常生活でも支障を来してしまう私の特徴をお伝えしたいと思います。

自分で予定を立ててその通りに動く。それが ”日常” の私

あなたは1日の予定を立てますか? イエスと答える方も、ノーと答える方もいらっしゃるでしょう。私は、イエスです。今日やるべきことを頭のなかで組み立て、その通りに動こうとします。イエスと答えた方のなかには、こういった行動を取る方もいらっしゃるのではないでしょうか?

私の場合、それプラスルーティン作業があります。起きたら必ず一服する。ご飯を食べる。そしてまた一服。洗濯機を回す。その間にアイロンをかける。そして洗濯物を干す。これが、朝のルーティン作業です。ルーティン作業をこなすという方も少なくないでしょう。ただし、アスペルガー症候群には ”強いこだわり” があると言われています。ルーティン作業と自分で立てた1日の予定。これが上手くいかなかったとき、私はパニックに陥ってしまうのです–。

併発しているパニック障害。発作に悩まされる日々

ルーティン作業、1日の予定。これが予定通りに進むということはあまり期待できません。なぜなら、予測もしなかったことが起こる可能性があるからです。

予測していなかったことが起きたとき、私のルーティン作業と1日の予定が崩れます。そのとき、私のなかでは全てが崩れ去ってしまったような感覚に陥るのです。私の1日が、その時間が乱れてしまう。そのことに強い不安感を覚え、固まってしまいます。文字通り、何もできない状態です。そして、その後に襲ってくるのがパニック発作。私はパニック障害を併発しています。私の考えていた1日が考えていたようにいかないだけで、発作が起きてしまうのです。

息ができない。苦しい。吐き気がする。頭が痛い。もう死ぬのかもしれない。そんな気持ちでいっぱいになって、私はしゃがみ込むことしかできません。ただただ、発作の症状が治まるのを待つだけ。でも、その時間がとてもとても長く感じるのです。

アスペルガー症候群の人は ”強いこだわり” を持っている人が多いです

このように、ルーティン作業や1日の構想がうまくいかなかっただけで発作が起きてしまうということは、にわかに信じがたいことかもしれません。しかし、私は不測の事態にたびたび悩まされてきました。

アスペルガー症候群の人には、”強いこだわり” があると言われています。その ”こだわり” が、予期せぬ事態に対応しきれないということを起こしてしまうのかもしれません。今では、なるべく多くのことを予測することでパニック発作が起きることを回避しています。ワンパターンしか考えていなかった場合、また苦しい思いをしてしまうかもしれないからです。

それでも、予測していないことが突然起きうるのが世の中。アスペルガー症候群の人が身近にいる方は、その人が私と同じような状況になってしまっていたらそっと手を差し伸べてあげてください。私には、発作が起きる前に固まってしまうという特徴があります。その固まっている状況を見た上司が、紙にやるべきことを書いて優先順位を決めてくれることがありました。そのとき、私は安堵感を覚え、発作が起きることはありませんでした。”強いこだわり” を持つ傾向にある私たち。それは時に、日常生活に支障を来してしまうことがあります。どうか、その特徴を理解してもらえればと思います。あのとき私が上司に救われたように、救われる人がいるはずだから–。


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